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その112

上野のバンクシー

 前号は111号で話題が3・11、写真がエフイチでイチづくしだったが偶然のイッチなんてイチイチしつこい。

 前号で自分の事を「愚ッチ−おじさん」などと書いたが、年齢的には「愚っ爺さん」で、おじさんも卒業だが卒オジなんて言葉はないか。

「♪卒業写真のあの人はー」だが、誰だか思い出せない。

「♪あなたは私を遠くで叱って」だが耳が遠くて聞こえない。

「♪あなたは、私の・・・」何だっけ。えーと「青春ソノモノ」か。

 青春ソノ者やアノ者も、いつの間に他界してしまって、コノ者の私は、コマリ者だが、「憎まれっ子世にはばかる」なので他界するまで生きる覚悟だ。

 世に長く、はばかっていると「昭和・平成・令和」と経験する。

 レイワだが「ほのぼの、レイワ」というサラ金はナイワ。

 それにしても4月1日のマスコミ報道は「大本営発表」のノリで、かつて「玉音放送」を聞く国民の姿の映像が思い浮かぶ。

 こうやって気分が高揚して、国民一丸となり一つの方向に向かうのが日本人なのだな。

 諸外国は日本人の「新元号」に対する妙な盛り上がりに驚きと脅威を感じるだろうが、「日本人、あな、オソロシア」なんて隣国のロシア人は言わないか。

 令和元年は西暦2019年で、これからは平成や昭和とも併せて、西暦と元号の換算が複雑になり、ただでさえ算数が苦手なのに換算で頭が混乱するな。

 オリンピックは2020で令和2年、R2にナール。

 RだがR15やR18になると別な意味も持つので将来やや心配でもアール。

 なんてことをクドクド書いていると、内容が前号の「愚っジーサン」のボヤキブログの続きになってしまう。

 多くのボヤキと少しのジマンが私のブログだが、3月29日の東京新聞に「上野のバンクシー」という記事の内容で私の上野公園での水撒きアートが取り上げられた。

 2月末に取材を受けたのだが、桜の季節に合わせてくれたのか。

 それとも他に記事がなかったのか。

 以前にも二度ほど新聞には取り上げられたが、今回の記事は自分でも照れくさいくらい何かカッコいい。

 記事の最後の文章が、「紹介されるのはうれしいがバンクシーのような怪しさが薄れてしまう」そう語り再び雑踏の中に消えて行った。

 ナンテ流浪の芸術家風ではないか。「風に吹かれて」彷徨うボヘミアン風ではないか。

 今後、疲れたからといって公園のベンチでアイス片手にコーラなど飲めないな。

 雑踏がない時は公園の茂みの中に消えるしかないが虫よけスプレーが必要だな。

 上野のバンクシーきどりは、つらいが新聞を読んだ人の期待や妄想を裏切っていけない。

 昔「♪ボヘミアーン」と叫ぶ歌手がいたが、最近ファミレスの前で「バーミアン」と叫ぶ子どもがいたな。

 (2019.4.13)アンブレラあつし

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