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前号に続いて、入院の話しだが病室は6人部屋の相部屋だった。
それぞれにカーテンの仕切りはあるが、話しは筒抜けでプライバシーは、ホボない。
はじめは個室も考えたが、一応2週間の予定だし、いまさら、こんな爺さんに金を使うのは、もったいない。
「治療」にも「コストパフォーマンス、費用対効果」がある。
ちなみに個室は1日、17600円で、2人室は8800円だ。
特別個室なんて部屋もあり、なんと28600円でオーマイゴッドだが、一度、共同の入浴室が混んでいたので、たまたま空いていた特別個室のバスルームを使わせてもらった。
部屋は広く来客用のソファーまである。ヤッパ世の中、金なのだな。
「地獄の沙汰も金次第」なんて言葉があるが、地獄に行く前の、病院の病室も金次第だ。
「差額ベッド」なんていう病院用語があるが、言い方を変えれば「差別ベッド」だ。
何事もオブラートに包んでアイマイにするのが、日本語の美徳で、「婉曲表現」は大事だな。
6人部屋には、個別の小さなテレビはあるが冷蔵庫はない。テレビはイヤホーンが必要なので自宅から持参したのだが、線が短すぎてイマイチ使いにくい。
「帯に短し、タスキに長し」という言葉がある。
昭和の飲み屋街に出没しギターを持って、客の希望で歌う「流し」の方が、タスキをして歌うと「タスキに流し」でウケル。
タスキに「流し歌手」の名前を書けば、宣伝にもなるが、風貌の変な
人は、何かあった時に、誰も「タスキテ」くれないので注意だ。
入院患者は日帰り入院の方もいる。2,3日の方、1週間の方など症状や治療によって違うが、私は2週間で一番長かった。
あとから入院した方が先に退院すると、取り残された気持ちになるが、これも天罰と諦めるしかない。
前号で「願わくば これが最後の 天罰に」なんて書いたが、冷静に考えれば、まだまだ「罪滅ぼし」が足りてない気がする。
人は生まれながらにして「原罪」という「罪」があるらしく、生きる事は「原罪進行形」なので、時々の「天罰」もヤムナシだが、長崎にあるテーマパークを「ハウス、テンバツ」とは言いませんから。
「ハウス、テンボス」はオランダの「テーマパーク」らしいが、お土産に「オランダせんべい」は売ってないか。
昭和の「オランダせんべい」を知る人も、今はもうオランダ、なんちゃって。
隣のベッドの方は30代くらいの男性で、約1週間で退院した。
私のように遠方からの入院ではなく、1週間の間に何度か、母親らしい方が病室に見舞いに来た。
カーテンで姿は見えないが、会話は聞こえる。着替えの交換など母親も何かと大変だが、どーみても「過保護」だし、息子は母親に甘えている。
一度目は見舞いに来た母親に、近くにクロワッサンがおいしいパン屋があるので、買って来てとお願いした。
二度目は、近くに唐揚げがおいしい総菜店があるので買って来てとお願いした。
「1週間で退院なのだから、我慢せんかい。病院の食事を残さず食べろ」と思ったが、他人の私が言う必要もない。
いろいろな家庭があり、親子関係は様々だ。
その患者、看護師が「点滴していいですか」の発言に「いいですかって、嫌ですっていう選択はないですよね」なんて返答するので、看護師もムッとする。
ムッとされた事に本人も気がついたらしく、今度は別な看護師に「ボク嫌われているみたいなんで、担当を変えてもらえますか」なんて言う。
「カスハラ」という言葉があるが、看護師も大変だ。6人部屋で会話筒抜なのでイロイロと勉強になる。
「退院後 何を食べるか 夢想する
ラーメン、カレー やっぱり庶民」
「病室で 悪夢を食べる 獏の夢」
(2026.8.8) アンブレラあつし |