五木寛之、井上ひさし、渡辺淳一、山崎豊子の小説は全部読み、「日本文学100年の名作」を読んだ後に(雑感 74)、直木賞&芥川賞の新品文庫本が手に入る作品は全て読みました(雑感 110&111)。
面白かった作家に関しては、他の文学賞受賞作も読み、それも面白ければ、その作家の新品文庫本は全て読みました。
東野圭吾、池井戸潤、重松清、奥田英朗、荻原浩、浅田次郎らです。
直木賞受賞作品文庫(雑感110)
新たな作家を求めて今は短編集、例えば集英社文庫の短編アンソロジーなどを読み漁っています。
「コエンザイムQ10の基礎と応用」に工業化の歴史を執筆した際に(雑感 13)、その「おわりに」に次のように記しました。
「事業化という大前提があるが、研究の連続性、広がりがコエンザイムQ10工業化の成功を産み出したといえる」。
コエンザイムQ10(雑感13)
読書法も同じようなもので、言ってみれば、芯はぶれていないということでしょうか。
芯はぶれていない、誤って同じ本をまた買った時に自分を慰める言葉でもあります。
でも契機はあるわけでして、五木寛之は中学3年の秋のことですが、周りの(今はおばさんですが)女の子が読んでいて、借りて読んだら面白く、自分で最初に買って読んだのは「海を見ていたジョニー」でした。
『海を見ていたジョニー』五木寛之
井上ひさしを初めて読んだのは大学1年の時の「青葉繁れる」ですが、当時ベストセラーだった、青春小説だった、井上ひさしは私の生まれ故郷の隣町出身だった、ということで手にしたと思います(ちなみに、読みだしたらこれは我が母校福島高校生の話かと思いました。モデルは仙台一高生でした)。
山崎豊子を最初に読んだのは「大地の子」ですが、息子の中学お受験付添い中の暇つぶしでした(雑感 59)。
渡辺淳一は忘れました、一つくらい抜けはあるものです。
葉羽 そういうもんだよね、僕もPPMやユーミンがそうだったし、マカロニ・ウエスタンがそうだったし、さだまさしがそうだもんね。(あれ、文学が入ってない!?)