私の父は福島県立福島中学校(旧制中学校:福島県立福島高校の前身)卒業で、私を含めて息子3人は福島高校卒業ですので、言ってみれば親子で先輩後輩ですが、同じ福島市出身ですので特に珍しいことではありません。
私の息子は中学お受験をして希望校に入学しましたが(雑感 11)、入学したのは中高一貫の城北学園でした。
城北学園
その年の6月に父が我が家(当時は埼玉県川越市)に来て、城北学園ガイドブックか何かをめくっている時でした。
城北学園の前身は都内市ヶ谷にあった私立城北高等補修学校(いわゆる予備校)だが、父はそこに1年間通っていたと。
旧制中学(5年間)の上は旧制高校(2年間)ですが、旧制高校に入るために通ったと(父は「上(兄、私の伯父さん)が詰まっていたから」と言っていましたが、祖母が取っていたと思われる中学5年の時の成績表を見ると、浪人は当然と思えました)。
父の旧制中学5年時の成績表(筆者提供)
父は「そうか、先輩後輩か」と嬉しそうにビールを飲んでいました。
で、父が浪人して入学したのは旧制山形高校ですが、所在地は現在の山形大学小石川キャンパス(山形市)です。
もう父は他界していましたが、何と何と私の弟の娘(私の姪、父の孫)が平成27年に山形大学理学部に合格しました。
通うのは小石川キャンパスで、旧制山形高校は山形大学の母体の一つですので、父と姪は先輩後輩になったわけです。父が生きていれば、どんなに喜んだことでしょうか。
ふすま同窓会名簿から(筆者提供)
私にとっては、共に人生初の受験であった、息子の城北学園受験番号と、私が受験した福島大学附属小学校の受験番号と同じで、それがせめてもの奇遇でしょうか。
ツーさん【2021.3.29掲載】
葉羽 一番最後の「受験番号が同じ」ってトコ凄いね~・・ってか、小学校の受験番号を覚えているツーさんが凄すぎる!(笑)