小学校の頃、教科の音楽は嫌いでしたが、歌謡曲や流行歌は大好きでした。
幼稚園に入る前から、よくラジオの前でじっと聴いていた、なんて話を親や親戚から聞かされた記憶があります。
小学6年の時でしたか、加山雄三の「君といつまでも」が大ヒットし、私が初めて買ったレコードもそれでしたが、当時の歌番組「歌謡曲ベストテン」で加山雄三の歌を聴くのを楽しみにしていました。
「君といつまでも」加山雄三
しかし、(最初に出演すれば別ですが)加山雄三の歌を聴くためには、他の歌手の歌も聴かなければなりません。
演歌は好きではありませんでしたが、都はるみの「涙の連絡船」や北島三郎の「函館の人」も毎週毎週聴かされるわけです。
どちらの歌も、今でも1番は歌詞を見なくても歌えます。
「涙の連絡船」都 はるみ
その頃は家にクーラーは1台しかなく、今では信じられない話ですが、夏場に机に向かう時は窓を開けていました。
そんな状況は我が家だけではありませんでしたので、毎晩毎晩開けた窓から聞こえてくるのです。
近所で誰かがかけているレコード、バーブ佐竹の「女心の唄」が。これまた1番は空で歌えます。
「女心の唄」バーブ佐竹
昔の歌はヒットサイクルが長かったということがありますが、小学生だった私には歌詞の意味するところも分からず、まさに「門前の小僧習わぬ経を読む」でした。
ツーさん【2020.1.27掲載】
葉羽 加山雄三の声って魅力的だったね~。裕次郎もそうだけど、声におおらかさや育ちの良さが出てて惹きつけられた。同じ声を出そうと思ったが・・無理だった(笑)