息子が幼稚園の年長くらいの時だったでしょうか、帰宅すると夕食のおかずは牡蠣フライでした。
会社の昼食も牡蠣フライでしたので、
「なあんだ、今日は会社でもカキ(平坦に)フライだったよ」
~と言うと、それをそばで聞いていた息子が
「パパ、それはカキ(「カ」にアクセント)のフライでしょ」と。
カキフライ
東北のズーズー弁で育った私は、標準語で話しているつもりでも、アクセントは全く分からず、日本語にアクセントがあることすら知りませんでした。
今でも牡蠣と柿の違いくらいしか分かりません。
食べる時の「箸」も、川にかかる「橋」も、はしっこの「端」も一緒くたに「(平坦に)ハシ」です。
英語の「Vocabulary」の発音記号は「voukǽbjulèri」で、「Hotel」のそれは「houtél」であり、第一音節は二重母音で、第二音節にアクセントがあることは知っているのですが(その通り発音できるかは別問題)。
勤めていた頃に郡山出身の同僚がいて、日本語のアクセントのことを聞きましたが、やはり分からないと言っていました。
福島のスナックで若い女性に牡蠣と柿のアクセントの違いは分かるか?と聞きましたところ、
「えっ、カギ(鍵の「ギ」ではなく、疑問の「ギ」)?」
~と聞き返され、アクセント以前の問題でした。
ツーさん【2018.12.10掲載】
葉羽 恐るべしっ!福島人!(大笑)