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雑感53 故郷を思う:「かっ」「ぺ」




by Tsuji
Reported by Tsuji
MP3"くつろぎ時間" by 音楽の卵
Site arranged by 葉羽

 25年くらい前でしたが、社内旅行で裏磐梯に行ったことがあります。

 午前8時に本社前をバスで出発しますと、バスがトップギアに入る前にもう、あちこちでプシュ、プシュと缶ビールを開ける音がして、心地良くなればカラオケ大会です。

 (観光バスのカラオケ)

 一区切りついた頃にバスは福島県に入りました。福島県と言えば私のご当地、福島のことを色々説明したりしましたが、(福島の)ズーズー弁も話題の一つでした。

(訛っていると自分では思っていませんでしたが)自分も訛っているのに、もっと訛っている奴がいると「あいつは訛っている」と言っていた、なんて話をした後で・・・

 例えば子供の頃に兄弟同士で遊ぶ時に(私は三人兄弟でした)、

 東京では「お兄ちゃん、〇〇しようか」「よし、やろうか」ですが、

 福島辺りでは「兄ちゃん、〇〇やっか」「よし、やっぺ」となります。

 寒い地方では寒気がなるべく口に入らないよう、会話を短くする傾向があります。

 で、寒い時期には阿吽(あうん)の呼吸で、身振り手振りを加えて「やっか」「やっぺ」となり、それがさらに短くなり、遂には「かっ!」「っぺ!」となります。

 それで田舎者を「いなかっぺ」と言うようになりました。

 

 真偽のほどはともかく、車内は笑いの渦で溢れました。

  ツーさん【2018.9.3掲載】

葉羽葉羽 そうだったのか!??(笑)

 


裏磐梯

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