ある時改めて千円札の肖像画を見ていましたら「何の因果で、特技は借金だった野口英世の肖像なの」と違和感を覚え、そう言えば二千円札は誰だったか(肖像画ではなく守礼門)、さらに、二千円札は今でも流通しているのかと疑問が湧き出しました。
調べますと今でも流通しています。では何故見掛けなくなったのでしょうか?
例えば自販機で使えないから。しかし、最寄り駅の券売機を見ますと、二千円札は今でも使用できます。
欧米は偶数文化で、日本は奇数文化、だから定着しなかったとどこかに書いてありましたが、「にい、しい、ろう、やあ、とお」と数えますし、そんなことはないと思います。
貨幣は1、10、100、1,000、10,000円が基本貨幣で、5、50、500、5,000円が補助貨幣です。
50円玉や500円玉が財布に2枚あることは滅多にないことです。そこに2,000円ですので、特に役目はありません。
そしてこれが決定的と思ったのですが、レジの貨幣入れです。
レジは手前に5種類の硬貨(1、5、10、50、100)が入れられます。その奥が紙幣4種類(500、1,000、5,000、10,000)です。
500円が紙幣から硬貨に代わった時、500円玉は500円紙幣置き場に入れられ、一時は紙幣と硬貨が混在しましたが、今は硬貨だけになっています。
で2,000円札はというと行き場がなく、千円札の下などに置かれ、使い勝手も悪く、どんどん日銀に預けられ、やがて世間から姿を消したと思われます。
ツーさん【2018.2.5掲載】
葉羽 二千円札って使った覚えが無いよ。もったいないと思ってしまっておいたはずなんだけど、いつの間にか姿が消えている。待てよ…。おい、ケイコー!!