東野圭吾の「マスカレード・ゲーム」(集英社文庫)に次のような件(くだり)が。
「・・・高速道路を走行中、居眠りして前方の自動車に衝突・・・さらに悪いことに、助手席に座っていた知人女性が車外に放り出され、対向車線を走る自動車にはねられて死亡した・・・」。
東野圭吾「マスカレード・ゲーム」
助手席から放り出され(シートベルトを締めていれば基本的にないと思うのですが)後続車にはねられるならともかく、高速道路の中央分離帯を越えて対向車線を走る車にはねられるなんて、通常は考えられません。
小説を読んでいて間違いに気付くとメールでその旨を問合せます(講談社文庫や光文社文庫からは問合せに返信をいただきました)が、集英社文庫にはその仕組みはなく、昨年4月上旬でしたが、仕方なく電話でその旨を伝えました。
集英社
担当者は「そうですね、作者に問合せてみます」と。
フィードバックをよろしくと伝えたのですが、それっきりなしの礫(つぶて)です。顧客対応を何と心得ているのか。
乳酸菌NY1301株 ←違っ!
人間誰しも間違うものです。我が恩師森謙治先生が書いた「有機化学Ⅰ」(養賢堂)も初版は間違いだらけでした。
さすがに基本的誤りはないものの「てにをは」的な間違いが数十カ所ありました。

恩師森謙治先生の「有機化学Ⅰ」初版(筆者提供)
著者割引きで安く斡旋してもらったお礼でもありませんが、先生には全て伝えましたので、重版の折に訂正されたはずです。
重版等で訂正のチャンスのあるものはどんどん訂正すればよいと思います。
間違いのない文書としては、法律文書や文科省検定の教科書くらいかと思っていましたが、雑感 406の葉羽コメントに「高校の教科書(歴史)に二つ間違いを見つけた話・・・」とありましたが、どんな事例だったのか、じっくり聞いてみたいと思います。
ツーさん【2026.2.16掲載】
葉羽 よくぞ聞いてくれた。一つは日本史の教科書で徳川幕府の「系図」があって、本文の「実子・養子」関係と図の表示(直系「-」、養子「=」表記)が一か所違っていた。もう一つは、同じ出版社で世界史(古代史)の年代表記が教科書と年表集で違っていた。教師を通して通報したので「修正する」との報告を受けたとのことだった。(「お礼」は無いんかい!?笑)