3年前12月の胸椎圧迫骨折の手術(雑感 279)にあたり色々と検査を受けましたが、その際のCT検査で左足付け根辺りに動脈瘤(内腸骨動脈瘤)が見付かっていました。
通常4~8ミリですが、その時点では30ミリくらいで、当座は要観察ということになりました。
CT検査
今年の5月の検査では43ミリほどになっていて、破裂の危険性が高まっている(トイレで力んでいる時に破裂することもある)、破裂すればほぼ死に至る、手術をした方がよい、ということになりました。
ちなみに動脈瘤を小さくする薬はありません。自覚症状といえるものは全くなく、静かに、しかし確実に病魔が拡大していた、ということでしょうか。
動脈瘤
6月には手術前の検査で4日間入院し、7月に手術を受けました。手術法としては開腹手術もありますが、体への侵襲性等総合的に判断し、ステントグラフト内挿術が採用されました。
手術は2時間半くらいで、全身麻酔で行いました。
目が覚めて辺りを見わたし、初めは「これは夢?現(うつつ)?」という感じでしたが、情景がはっきりと見てとれましたので夢のはずはないと気付きました。手術室付随のリカバリー室で点滴等の術後処置を施しているところでした。
点滴中・・
術後の経過も良く、想定される最短日数、5日で退院できました。これで破裂の可能性はゼロに近づきましたかと主治医に訊くと、可能性はありません、と。
動脈瘤は自覚症状がなく、通常の健康診断で見付けることは困難です。胸椎圧迫骨折は痛恨の極みでしたが、その時の検査で動脈瘤が見付かり、無事に治療することができ、これもまた、人間万事塞翁が馬、なのでしょうか。
ところで「人間万事塞翁が丙午(ひのえうま)」を書いたのは?
ツーさん【2025.9.1掲載】
葉羽 なるほどなぁ・・胸椎の圧迫骨折が無かったら、動脈瘤破裂で死んでいた可能性があるということか。本当に何が幸いするか分からないね。これも日頃のツーさんの人徳の為せる業かも(笑)