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  by Suzaku-RS / Site arranged by Habane
"Look Forward" by TAM MusicFactory

朱雀RS セピア色の古い思い出が、僕を捕らえて離さない…そんな時間が僕を襲う事があるんだ。

 来た来たぁ~
 来るなぁ!!!

 忘れてしまいたい筈なのに・・・
 脳裏に焼き付いて、消えないことがある。

 それは時折に・・・
 僕の頭を占領して、脳味噌を震わせては・・・
 僕を狂気へと誘う!

 もう、何年も昔の事なのに・・・
 それは、脳の海馬の一部分を占拠しては、
 シナプス信号を撒き散らし・・・僕を狂わせるんだ。

 それは、たった一台のモーター・サイクルから始まった・・・
 YAMAHA-XS650、歴史に残る名車である。
 Flat-Dart-trackerを思わせるその姿態に
 僕は夢中になったものだった!

 

 英国の淑女を思わせるその穏やかな佇まいに
 僕は運命的な出会いすら感じていた・・・

 17の時から・・・実に4年間をコイツと共に暮らしていた。

 いまだに手離した事を後悔しながら・・・
 僕はまたいつかと・・・計画を企てているんだ。

 リアシートには、いつも、と、ある女の子が座っていた。
 生まれて始めて・・・
 ああ、この娘と一緒になるんだろうなぁ・・・なんて思っていた。

 オフクロがいまだに言う・・・
「ヒデユキちゃん・・・なんのかんの言っても・・・」
「あの娘が一番、貴方の支えになったわよねぇ!」
って

 違うよ、カアチャン・・・
 アイツはね・・・
 オレが前髪を下ろしてさ、M.C.を降りた時にさ・・・
 スーツを着込むようになった時にさ、消えていったんだよ・・・

  

 風の噂にね・・・
 オレの昔のバイク仲間と一緒になったって聞いたよ!

 なんだろね・・・所詮、オレじゃぁなくても良かったんじゃないかな?
 玉屋(ビリヤード場)のオバちゃんもね・・・
「ヒデ坊・・・あの娘はやめときな!」って言ってたよ!

 あの娘はね・・・きっと、きっとさ自分を支えるなにかを
 なにかを探し続けていたんだと思うよ!

 

 とはいえ、駆け足の青春の中で・・・
 一番大切だったかもしれないねぇ???
 二人でさ、まるで何かに追われる様にさ、一緒に上京したしさ・・・

 ほら、春夏になるとさ・・・単車に乗りたくなるじゃない・・・
 ’やまは’を思い出す度にさ・・・
 ついでにあの娘のことまで思い出しちまうんだよ・・・

 別れたときのことは、今でも良く覚えてるよ・・・
 先輩のラリーカー借りてさ、向かえに行ったんだ。

 サ・ヨ・ナ・ラをスタートにさ・・・
 新宿→富士山→山中湖→清里・・・30時間位は走りっぱなしだった。
 まるで本当のラリーみたいだったなぁ・・・
 車ってさ、真っ直ぐには走らないんだよ!・・・知ってた?

  「テレフォン・ナンバー」 From Boro-Best

 嘘と涙が 頬をぬらす夜は・・・
 聞こえるふりしても もう 電話のベルも・・・
 書きかけの手紙の文字は 昨日までのワタシ

 熱く燃えた あの日のままで
 今日もいれると思った・・・

 アドレス帳のこの一行は 黒く消したけれど・・・
 ワタシの頭の中のを 消せはしない!
 このテレフォン・ナンバー

 

 嫌んなっちまうよ・・・
 30年以上も経ってるってぇのにさぁ・・・
 住所やらTelephone-NOやら・・・
 くっきりはっきりと覚えているんだぜ!
 写真なんかも焼き捨てたのにさぁ・・・

 いい加減に開放して欲しいもんだね!

 とにかくさ、女は強いよねぇ~
 そう思いまする!
 勝てっこないよね・・・婦女子にはぁ!!!

 んっ、なにが勝ち負けなんだろう・・・あはは・・・

 ところで、コイツはどうよ!?
 Buellっていうのさ・・・美人でしょう・・・なんか派手でさぁ!!

 単車降りた時ね・・・「生きてた!」って、オフクロ泣いてたからね
 まだ無理かなぁ・・・

 60歳位になったらね・・・

 きゃはははは・・・
 風になってさ・・・
 風になって、カットンデやるぅ~

 オイラ、基本的にBike乗り!!!

 君は花杏の匂いを嗅いだかい?
 君は風を見たかい・・・

 上を向いたらキリがない 下を向いたらアトがない 泣いてたまるかっ! 夢がある

(by 朱雀RS 2018.7.14 リニューアル・アップ)

朱雀RS コイツなら風に出会えるかもしれない・・・
 久々に心揺すられる、マシンに出会った・・・

 コイツなら・・・


 


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