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その15 「出産レポ〜産後の余韻編」 |
by サオリ |
出産最終レポ、産後の余韻編です。生まれた後のおはなし。
『ず る ん』 と産まれた直後、産声はすぐは聞こえませんでした。 ワタシは、産んだあと、 『ううううう〜』と泣き崩れながら『赤ちゃん、大丈夫ですか〜??』と聞きました。 看護婦さん『大丈夫だよ〜、今羊水飲んじゃってるからね〜』 ゴボッガボッと、羊水を吸引機のようなもので吸い込んでるような音が。 そのあと・・・
『うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん』 『おお、元気、元気〜』 『ううううううありがとうございました〜』 もう、感無量。 達成感・喜び・安堵感・嬉しさ・感謝・・ 本当にいろんな感情が、一気にドヴァーーーーーーっと流れてきました。 終わった・・・と思ったのも束の間、胎盤をとる処理、傷口を縫う処理、消毒、などなどで20分くらい?後処置。 結構、この後処置が痛かったデス。 その後処置が終わった後・・・ 先生『体重管理でね、ちょっと産道がせまかったね〜 フフフ
そのあと、ワタシは分娩台で2時間過ごしました。 そこで、目の前でキレイにされていくベビちゃんを見ながら、とっても幸せな気分に。 『あぁ、母親ってこんなに苦しんで産んだんだなぁ。』
〜とか、またいろんな感情がドヴァーーーーーーーーっと。 助産師さん、看護婦さんには 本当にお世話になりました。 『イキミ方が下手ですみません・・・』と弱気になっていたワタシを、 『ちゃんと産まれるから大丈夫よ〜、赤ちゃん出てきてるから〜』 〜と励ましてくれた、お二人、本当にありがとう !!
つらかったこと つらかったことを大きく挙げれば・・・ ・イキミ方がよくわからなかったこと。 陣痛の波にうまく乗り切れてないカンジで、かなり体力を消耗してしまったように思いマシタ。 ・陣痛に耐えながらの内診。 子宮口の開き具合を診るための内診が、結構イタイ。 内診に刺激されて、陣痛の痛みも激しくなって、呼吸に集中しないと呼吸困難になりそうデシタ。 ・陣痛の波の幅が縮まらない。 普通の人は、だんだんと陣痛の幅が、10分→8分→5分→1分とかって短くなると思うんだけど、わたしの場合、5〜6分から、ずーーっと短くならなくて、促進剤点滴で、1分になったから、いきなり、波が押し寄せたーってカンジがしました。 でも、実際、普通に陣痛間隔が短くなっても、痛いことにはかわりはないし、それどころではないと思うのダケド。 つらかったことを挙げればキリがないけど・・・ ずるんと出た瞬間、 赤ちゃんの声を聞いた瞬間、 赤ちゃんの姿を見た瞬間、 本当にそれまでの つらさ、苦しさ、痛さ、しんどさ、なんて、ケロリと忘れてしまうのですよ 。 母は強し! ですなぁ! 退院時に、病院から頂いたアルバムに、先生が一言書いてくださってました。 『分娩予定日が平成21年2月19日でしたが、2月24日9時58分入院しました。 予定日が過ぎ、胎盤機能が低下し、赤ちゃんの頚部に1回の臍帯巻絡もあり、容易に分娩進行せず、入院5日目、ようやく陣痛発来して、無事出産しました。 本日母児共に元気で退院となり、おめでとうございます。 平成21年3月7日』 臍の緒、やっぱり絡まってたみたいです・・・。 それから、後でネットで調べたのですが、難産には、母体にとっての難産と、赤ちゃんにとっての難産があるそうで、吸引分娩は、赤ちゃんにとっての難産だそうです。 さおベビちゃんは、臍の緒からまってて、胎盤機能も低下してて、吸引分娩になって、分娩監視装置 ピロリロなって、それでも、ワタシとダー様のもとに生まれてきてくれました。 タイセツにしていきたいです。
そして・・・ 最後に、ダー様。 分娩中も、看護婦さん、助産師さんに、時折『ダンナさんダイジョウブ』と何回も声をかけられながらも、倒れる余裕なんてないくらい、一生懸命、ワタシを応援してくれました。 『がんばれ! がんばれ! もうちょっと!! もうちょっと!!』 後で聞いたことには、ワタシは気づかなかったのですが、クライマックスあたりから、ダー様、涙が止まらなかったそうです。 最初は立ち会うかどうか悩んだり、途中でも迷ったけど、立会い出産できて本当によかった、と思いマス!
ベビが生まれてからは、本当にダー様との時間なんてなくなってしまったけど、ダー様も、タイセツにしていきたいです。 以上、さおりの 出産レポでした。 おつきあいアリガトウゴザイマシタ!!♪
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