Rei 固いイメージのあるドイツ人だが、かなりのお祭り好きだと思う。
カーニバルなど全国区のお祭りから、日本なら「村の鎮守の・・・」といった、各市町村独自の小さなお祭りまで、たくさんある。
今回は初めて経験したドイツの祭りについて書いてみようと思う。
◆シュランベルク市政(町政)125周年記念祭
時は32年前の夏、場所は南西ドイツ黒い森の真っ只中にある小さな町シュランベルク。
この町に住む夫の同僚(ハイデさん)夫妻が、シュランベルク市政(町政)125周年記念のお祭りに、我々を招いてくれた。同僚の奥さんはこの町で薬局を営んでいる。
APOTHEKE(ドイツ語で「薬局」)の看板がある建物がハイデさんの店舗と住宅だ。町中心の商店街通りにある。
通りには椅子とテーブルが並べられ、人々が近くに並ぶ屋台や店から飲食物をテイクアウトし談笑している。
今では、日本でもよく知られたトルコ料理 ケバブの一種で、ドネルケバブ Döner Kebab というもの。
このとき初めて見た! 外側の焼けた部分を切り落とし、パンに挟んでくれる。
これがなかなか美味しいのだ。
中心街は、全町民が集まったのかと思うくらいの人出で賑わっていた。珍しいアトラクションもいろいろ。
帽子を被ったこの女性は手回しオルガンを奏で、わたしにも試させてくれた。
Reiちゃんチャレンジ中
またこんな楽器も。Weltweit einzigartig Glocken-Drehorgel (世界に一つ ベルの付いた回しオルガン) とある。
残念ながら、どんな音色だったか、、思い出せない。
町役場 Rathaus 前に設えたステージでは、町の音楽好きが、バンドの演奏やコーラスを披露していた。
プログラムのひとつに、ハイデさん(奥さん)が所属する合唱団の演奏もあった。
このとき「いっしょに歌ってみたいなぁ」と思ったのだ。聞いてみたら、練習は毎週木曜日、夜7時半から、というではないか。
運転免許がない夫。会社への送迎担当(専属運転手)には、とうてい無理な時間だった。
Rei【2024.2.14掲載】 |