その11　幸福の使い

下ネタ王子ロバート

　大震災から２か月以上経ち、南相馬市内もだいぶ平静を取り戻しており、酒場もそれなりに賑わっているようです。

　来月初めにも「緊急時避難準備区域」が解除される見込みとなり、建物の修繕や構内の除染など、元の職場に戻る準備が始まりつつあります。

双葉町中浜地区で津波犠牲者の冥福を祈り献花する住民 ＝１１日午後０時１０分 (C)福島民報新聞社

　ところで、最近、アパートの玄関先に糞が落ちているなと思ったら、なんとツバメが巣を作っていました。

　排気口の出っ張りの上にうまく巣を作ったようです。

　今まで全く気づかなかったのは、ツバメの姿が見えなかったことに加え、私に心の余裕がなかったからでしょう。

　写真は、今朝撮ったもので、外の様子を伺う雛の姿です。

　もう少しで巣立って行きそうなくらい大きくなっているようです。

　ツバメというと５月頃だったと記憶しているのですが、お盆の頃まで子育てをしているのは異変ではないかと気になります。

幸福の使い （ツバメの巣）

　それにしても、原子力災害があろうとも、自然はお構いなしで、その営みを脈々と行っていることに感動さえ覚えます。

　昔から、ツバメが巣を作る家は栄えると言われていますが、これから、我が家には何か良いことがあるのでしょうか？

《配信：2011.8.13》