葉羽
「明哲保身(めいてつほしん)」とは、聡明ですぐれた人は危険なことをうまく避けて自身の身を守ること。または、地位を守るために状況に合わせて対処すること。出典は「詩経」の大雅・烝民。
現代では「保身」が曲解されて「他のことを考えずに自分の地位だけを守ろうとする」という否定的な意味合いで用いられることもあるが、原典ではあくまでも“身を守る”という意味以上でも以下でもない。
映画「るろうに剣心」では、身を捨てても志々雄真実を倒さねばならないとする剣心(佐藤健)を師匠の比古清十郎(福山雅治)が諌めるシーンが。自分を守れぬようでは他人を守れるはずがないというメッセージ・・確かに受け止めました。
※背景は京都「哲学の道」。
(2014.9.16掲載) |