自分が髪を切るときは、サイフと相談をして美容院か床屋かを選ぶことにしている。　

　KINGDOMという美容院の担当の方とは、かれこれ11年のお付き合いになる。

　キメル時（？）や季節の変わり目、年末にはお世話になっている。

　頭の形から髪の毛の形状やクセをよく知ってくださっているので、おねがいしまーすと座るとはじめてくれる。

　これだけで、すごくゼイタクな気分になり、ココロもリフレッシュできるのだ。

　床屋はやっぱり顔剃り。最近は女性の客も増えているらしい。

KINGDOM

　今回は諸事情により、急に髪を整えなくてはならなくなり、1000円カットに初挑戦した。結構混んでいる。

　俺よりやや年上のオニイサンがすぐ終わりますから！すぐに！とやたら連呼するものだから、「まぁいっか」と券売機（初！！）で清算し、待合室へ・・・。

　・・・これが後に大きな意味があることを知ることになる。

　初老のオジサマが対応してくれた。

「量を減らすだけでいいです。」と俺。

　濡らさずいきなりハサミが入る。チョキチョキ。

「顔拭いてください」とレンジでチンした蒸しタオルを渡される。ゴシゴシ。

「おつかれさまでした。」

「え？」

　この間正味10分。

　券売機では、「総合整髪」という1500円の券を買っている。10分1000円を選ばずこれにしたのだ。

「シャンプーや顔剃りはないのですか？」

「ありません。」

　券売機を利用しているため、金は戻ってこない。これじゃぁ、10分カットと変わらないじゃないか。

「すぐですよ。」と言われたのは、こういうことだったのか・・・。総合整髪のメニューを確認すればよかった。せっかく床屋に入ったのに。

　整ったといえるか分からない頭がやけにスースーする夜でした。

　それにしても、4000円台の床屋さんや、美容院にはそれだけのサービス料が含まれているということなのですね。納得。

確かにそうだよね〜　美容院って、緊張するから苦手なんだよね〜

そうそう　自分の場合、男なので余計に緊張する。たまたまヨメと同じところ行ってたので、ヨメの名前が変わったとき、店はどよめいたんじゃないかと思う。

え〜！担当は違う人？

結構ネタになる話でしょう？

　担当は違う人だったが、結婚したときに、ヨメの担当の方がご挨拶に来てくれた。律儀な方だ。

　あそこのお店はそういうところを、しっかりしているから好きだ。ヨメが行ったときも、俺の担当の方が挨拶してくれたらしい。

　前に、ヨメから前髪切ってくれと俺に以来があり、酔っ払っていた俺は、前髪をパッツンしてしまった。

「DVだ！」と叫ばれた。

　ヨメは後日店に行き、いきさつを話したら、「ひどいですね〜」と言われたんだとさ。

　これもネタ。

　（ToT)　　(ToT)　　(ToT)　　（ToT)　　(ToT)

《配信：2019.8.30》 ミースケ