リヴァプールから 手紙 by 真魚
まだソビエト連邦であった時代のその国の若者と 保守政権下で不況にあえぐイギリスの女性とが リヴァプールで偶然出逢い 恋に落ちた
それは二人にとって とても短い出逢いの中で見出した 真剣な恋であった
しかし二人の間には国という名の とてつもなく大きく厚い壁が横たわる
当時イギリスで公開されるや 圧倒的な支持を受けた問題作
◆リヴァプールから手紙(1985/イギリス映画) 監督 クリス・バーナード 出演 Peter:ピーター・ファース/ Sergei:アルフレッド・モリーナ/ Elaine:アレクサンドラ・ピッグ/ Teresa:マージ・クラーク/ tracy:tracy Lea
エレイン(アレクサンドラ・ピッグ)とテレサ(マージ・クラーク)は、リヴァプール郊外の街カークビーに住む仲良し二人組。テレサは鶏肉加工工場で働いているが、エレインは失業中だ。ある日、二人はダンス・ホールで二人のソ連の船員と知り合った。英語が全く喋れないセルゲイ(アルフレッド・モリーナ)と、少しだけ判るピーター(ピーター・ファース)。エレインとピーターはお互いに一目惚れし、二組はホテルで一晩過ごした。翌日、エレインはピーターを連れてリヴァプール観光に出かけ、お互いの気持ちは高まるばかり。だが、明日はピーターとセルゲイは出航する日だ。