語り部 by 真魚
猫の背中って なんだか哲学的
丸くなって寝ている姿は 羨ましいほどに気持ち良さそうで 決して何も考えてはいなそうなのに
じっと動かず 自然の風景を眺めている
猫の背中は なんだか色々な事を語っているような そんな気がする
何故だろう
「猫の足音をまだ聞いたことはない」
敬愛する詩人はそう書き残した