一匹のいもむし by まめしば
一匹のいもむしがりんごの木に住んでいました。
ある嵐の晩、いもむしはりんごの実ごと吹き飛ばされ、
川に落っこちてしまいました。
いもむしは、りんごの実に乗ったまま、
どんどん下流へと流されていきました。
彼は思いました。
「ぼくはきっと、このまま海に流されて、
魚か鳥に食べられるか、
ひからびて死んでしまうんだろうな。」
そう思うと
とても悲しい気持ちになりました。
「でも今できるとこをしよう。
今日だけとりあえず、
今日だけ生きてみよう。」
そう決めると彼は、
自分が乗っているりんごの実を少しずつ
少しずつかじりはじめました。
りんごの船が転覆しないように
バランスをとりながら、ゆっくりと。
やがてりんごの実は
皮一枚残すだけとなりました。
あとひとかじりしたら、
きっと穴があいて、りんごの船は
沈んでしまうでしょう。
いもむしは思いました。
「もう、ぼくのできることはないな。
もうやれることはやったよ。」
そうつぶやくとじっとして
動かなくなりました・・・。
数日が過ぎて、そのりんごの船から
一匹の美しいちょうがとびたちました。
(~娘が話してくれた童話の聞き書き~)
MILKTEA
こんにちは。
わたしこの頃・・
(いつもでしょ!って言うひともいるけど・・・)
いろんなことで失敗ばっかししてるんですよ。
バタバタしてるバタ子さんって感じで・・・。
気持ちがへこんで、自己嫌悪に。
けっこう辛くて・・・。
「まめしばが行く」を見れば
きっと気持ちが癒されるわ~と思って、
何度も何度も読みました。
ほんわかしてて、あったかくて、
やさしくて、心が透明で・・・。
なぜか涙がこぼれてきて・・・。
またきょうもわたしなりに一生懸命頑張ろうって
気持ちがわいてきました。
ほんとにすてきな感性をもって
暮らしていっらしゃる
女性なんだなあって思いましたよ。
ミスチルの歌よりも癒されちゃいました。
ほんとうにありがとうございます。
そしてこんなステキな出会いの場を与えたくださった
葉羽さん、ありがとございます。 |