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さてアブジャの空港からラゴスへ戻る際に、携帯にメッセージが入っていることに気が付きました。 ラゴス在住の方からの連絡だったのですが、どうやらラゴスでは大雨で大洪水になっているとか。これは困りました。 車がアパートから出せなければ、最悪の場合、一度も乗ったことのないタクシーに乗って、とりあえず車で行ける所まで戻ろうと思いましたが、どうやら運転手は前日から空港に近い自宅に車を持って帰った模様。 ということで空港までは迎えに来てもらい、とりあえずアパート近くまで戻ってみました。
バザーで時間を使ったのが幸いしたようで、すでに雨は上がり、水は引き始めていましたが、それでもいつも冠水する一番ひどい場所は、まだプールのように水がたまっています。 どうしようか迷いましたが、過去の経験からこの程度なら大丈夫だと判断し、運転手を水の中歩かせるのはかわいそうだったので自分で運転しようかと思ったら、彼は車を壊したくないから自分で運転すると言って私の言うことを聞きません。 私も慣れてきたから大丈夫だと言ったのですが、どうしても自分で運転するというから彼のお言葉に甘えて、結局運転は彼に任せることにしました。 今日は横を通り過ぎる巨大な4輪駆動車のマナーもよく、大波をかぶることなく難所を無事通過することはできましたが、運転手は、ズボンをまくりあげて裸足で水の中を歩いて帰って行きました。このプロ根性には感動を覚えました。
しかし、もうそろそろ雨季は終わりかと思ったら、まだこんな雨が降るのだから油断はできません。 雨季が終わると暑さもましてくるから、もうそろそろ雨季も終わるはずなのですが。
冒頭にも書きましたが、日本ではそろそろインフルエンザの気になる季節が近づいてきたところ、どうやらナイジェリアでインフルエンザに感染したのかもしれません。 検査した訳ではなく、勝手に自己診断しているので当てにはなりませんが、急激に調子が悪くなったことや、たくさん感染者が出た場所に出入りしていたこと、4日ほどたってケロッと治ったことなどを考えると、身体に何らかのウィルスが侵入したことは間違いないと思います。
しかし何も、ナイジェリアまで来てインフルエンザにかかることもないと思いますが、私は大学へ入学して以降、実はインフルエンザにかかったことがありません。 (何十年もかかっていないということ。) だから高熱が出ることもなかったのでしょうけど、身体はだるいし、もう大変でした。 野菜スープで栄養付けて、マラリアの追撃を受けないように気を付けたいと思います。
日本人の若者と音楽が聞けるホテルのレストランで食事をした後、ついついはしご酒。 最後は私のアパートで飲み直したので、随分遅くまで深酒をしてしまいました。
私は酒には特にだらしない方なので、こちらに来てからは絶対に2次会へは行かないと固く心に決めていたのですが、この日は仕事のほうも一区切り付いて、おまけにホテルのレストランではサービスで、しばらく口にしていなかったワイルド・ターキーをただで飲ませてくれたので、一気に日本の飲み方に戻ってしまいました。 しかし、この歳でこんなことやっている場合ではないのはわかっていますが、若者と将来の夢について語りながら、アパートで安いウィスキーをちびちびやっていると、何か学生時代に戻ったようでとても幸せな夜でした。
こちらに赴任する時に、ちょうど日本で「沈まぬ太陽」(全5巻)の第1巻を読みながらアフリカへやってきたのですが、立場は全然違うものの、まったくの異郷の地に来たことで主人公に共感を覚えながら、一気に第3巻まで読み上げてしまいました。 それでも、残りの2巻はもったいないので、その後ずっと読まずにとってありました。 さて、残り任期も半年を切ったので、日本から持ってきてまだ読んでいない本も、そろそろ読み上げてしまおうと思って第4巻を読み始めたところ、もう面白くてやめられません。
こちらは電気もあまり明るくないから目がものすごく疲れるのですが、夜はもっぱら読書です。 どうやらこちらにいる日本企業関係者のところに映画(DVD)があるようなので、読み終わったら観てみようと思います。 しかしこの本、いろいろ勉強になるし、考えさせられます。 まだ読んでいない方は是非ともどうぞ!
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