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今週はじめから新聞ではたびたび取り上げられていたのですが、労働者の最低賃金に関する法制定手続きが遅れていることに抗議して、官公庁と銀行などがストを決行することになり、急遽この日はお休みになりました。 官公庁のストなんて、日本では考えられませんが、その前に実は数カ月前から、こちらでは公立病院の医師のストライキがずっと続いているのです。 仕事柄病院回りもしますが、そのせいで公立の病院へ行っても閑散としてます。
患者のいない病院というのも何ともやるせないもので、私立病院はやっていますが、もちろん医療費はものすごく高いので、一般庶民が簡単に行けるようなところではありません。 ということは、お金のない人は、病院にも行けないということで、もう大変なことになっているのです。 結局、このストは3日間の予定だったのですが、初日に一応の折り合いが付き、1日で終了したのですが、個人的には、いろいろおまけが付いてしまいました。それは内緒ということで。
ウィルスに関しては、こちらに来て度々パソコンが被害を受けて参ってましたが、ついに人間のほうにも被害が及んでしまいました。 昨日のストの朝、今日は1日休みだから、まずは洗濯でもするかと起き上がろうと思ったら、どうも体の調子が変です。 全身倦怠感で体が動かないのです。 まあどうせ休みだから、たまにはゆっくりするかとベッドでうだうだしていましたが、次に気が付いたのが喉の痛み。 どうやら、風邪でもひいたかなと、今日は一日ゆっくりしようと決め込みましたが、その後も体は思うように動かず、どうもただの風邪ではなさそうです。 仕方ないので、この日は一切活動停止。一日開けてこの状況はさらに悪化したので、翌日も仕事はパス。
金曜日はどうしても済ませなければ行けない仕事があったので、午前中に銀行を回ったりしましたが、体調はますます悪くなるばかり、ひょっとすると、有名な”ま”の付く病気だと大変なことになるので、ついに病院へ行くことにしました。 ストについてはお話したとおりですが、そのような訳で公立病院へは行けず、仕方なく私立病院へ行きましたが、診察料はびっくりするくらい高いです。 幸いなことに、この日行った病院は、以前、運転手の盲腸騒ぎで何回も行った病院なので、医師が私を覚えていてくれたこともあり、図々しくもお金も払わないで医師とお話しすることができました。 どうやら”ま”の付く病気ではないようですが、翌日以降熱があったら、土日でも対応するのですぐに検査を受けに来るようにと言われ帰宅。 以下、詳細は割愛しますが、現在日曜日の夜7時半。 日本の皆さんの適切なアドバイスもあり、今朝まで喉がちぎれそうに痛くて絶望的だったのですが、いろいろ教えていただいたことを実践したところ昼過ぎ当たりから急に体も楽になり、どうやら峠を越したようです。 (本当だろうか?) ということでHPの更新など大急ぎでしてますが、またぶり返すと大変なので、今日はもう寝ます。 こちらのウィルスは、やはり半端じゃないなということで、ナメてはいけません。続きはまたご報告します。 (まさか病院からHP更新していることはないと思いますが・・・)
11月10(水)に発症した病は、その週の土曜日にはかなり回復したので、軽目の運動など再開したのがまずかったのでしょうか、日曜日の朝には動けないほどに再び調子が悪くなり、特に喉の痛みは半端ではなく、ついにDr.の助けを仰ぐことにしました。 (日本から持参した風邪薬はまったく効かず、あわてて飲み始めた抗生物質もまったく効果が見えません。) といっても、病院へ行くにも動くのもままならない状況だったので、あらかじめ日本の専門家の方からいただいていた情報をもとに、アフリカでお仕事をされている日本人Dr.のところに、失礼とは思いつつも、いきなり電話してしまいました。 喉の状況などを詳しくお話した結果、どうやら熱もないので、いますぐにどうにかなっちゃうということはないようです。 それを聞いて少し安心しましたが、とにかく安静にして、もし1週間以上状況が変わらないようなら、病院へ行くべしということでした。
こうなりゃもうひたすら寝るしかありません。 幸いなことに、次の週の火曜日と水曜日はイスラムの祝日だったので、アパートから一歩も出ることもなく、ひたすらうがいと静養に努めました。 そうしたところ、水曜日の午後になって、急激に体調が回復してきたので、どうやら最悪の事態は免れたようです。 さて、その後も体の調子は今ひとつなのですが、今回の原因について考えてみますと、どうやらサハラ砂漠からの砂塵(ハマダン)がいよいよ大量のウィルスとともにラゴスにもやってきたようで、確かに、オフィスの回りでも、やたら咳をしている人が目につきます。 プロジェクトのドライバーも、車の中でげほげほ咳をするので、これは何の免疫もない私が感染しない訳がありません。
しかしこの喉の痛みは本当に半端ではなく、ウィルスの塊が喉につまっているような感じで、その恐怖感は半端ではありませんでした。 普段、蚊の対策もいい加減にしてますので、これからはちょっと健康面には配慮していきたいと思います。 おそらく、こちらの生活もまもなく8か月となるので、かなり免疫力も低下していると思いますので。。
随分懐かしい名前でしょうか。 久々にテコンドーネタですが、まだ体調も本格的に回復していなかったのですが、月謝ももったいないので、少々無理してテコンドーの稽古に行ってきました。 さて、アジャ・コング、一世を風靡した女子プロレスラーであることはご存知の方が多いとは思いますが、テコンドーの道場に一か月前ほどから通っている女の子(おそらく中学生程度)がアジャ・コングにそっくりなのですよ。 写真をお見せできないのが残念ですが、顔も体型もそっくり。 彼女は赤帯なので、実力も相当のものだと思われますが、とにかく体が重そうなので、基礎運動はものすごくきつそうです。 だから、スクワットなんてやらせたら、すぐにへばるのでいつもコーチから怒られています。 この日は、あいにく大人で稽古に来ているのは私だけだったので、何とスパーリングの相手をさせられてしまいました。 普段、のそのそトレーニングをしている彼女が、スパーリングになったらもう別人です。 その前の週に、黒帯のK氏が血祭りに上げられたというのは噂には聞いていたのですが、いきなり軽やかなハイキックから、横蹴りの連続攻撃。 私は逃げ回っていたので、コーチからは攻撃しろと言われましたが、相手になりません。 たまに申し訳程度の攻撃をして、あとは時間終了までひたすら逃げ回りました。
これで終わりかと思ったら、あまりの不甲斐なさに怒ったコーチとスパーリングをやることになってしまいました。 本気でやっていいというので、必死で蹴りまくりましたが当たる訳もなし、お返しにボコボコ殴られてもうふらふら。 時間終了とともに床に崩れ落ちましたが、何か足の様子が変です。 恐る恐る見てみると、あまりに必死に蹴りまくったので、右足の裏側の皮が、ベロリと2cmくらいめくれています。 これはまずいです。道場の床はほこりで真っ黒、黴菌の宝庫です。 ただでなくても体のほうは、免疫力も落ちているのに。 コーチもあわてて救急箱を持って飛んできて、救急措置が始まりました。 気が付けば、何とアジャ・コングが、私の汚い足の裏を一生懸命拭いて、消毒してくれています。 この子はどうやら、見た目の怖さとは正反対にとっても優しい子のようで、結局、絆創膏を切って貼りつけるところまで面倒を見てくれました。 しかし消毒液を付けた時はもう痛いの何の。 子どもたちも興味深々でみんな寄ってきましたが、痛さにのたうちまわっている私を見て大喜び。 せっかく病気のほうが一段落したと思ったら、今度は怪我で嫌になっちゃいますが、剥がれた皮を切除した救急箱のハサミは真っ赤に錆びていたし、消毒液もかなりの年代物だったので、真剣に傷口のその後が心配です。 体調も回復してないのに、また無茶をやった罰が当たったようです。
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