漕ぎ出せ!人生の大海へ。
 
 その33 年下の同期 

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“Walking Man” by Music of my Mind

鞍馬 先日、最近知り合った友人からメールをもらいました。

■ 友人から届いたメール

その人は、会社の同期ですが、高卒でそのまま入社しているので、大卒かつ3年遠回りしている私とは、学年で言えば7つも年下の人です。

相手の精神年齢が高いのか、私のが低いのか、それともほかに理由があるのか分かりませんが、すっかり打ち解けて、互いの職業観にまで話が及びました。

その中で、私の目標や仕事に役立つようにと資格を取るために勉強をしていることなどを話しました。

そのあとにいろいろあって届いたのが冒頭のメールです。

内容は、目標に向かって前向きに努力している姿を見て自分もがんばろうと思ったこと、自分も他の人にいい影響を与えられるようになりたいと思ったことが書かれていました。

私はそのメールをもらって、とてもうれしかったです。

何故ならば、私は数年前にこれとまったく同じ内容の言葉を別の人に言ったことがあるからです。

■ 人が思う ゆえに我あり

ある人が自分にとって意味のある人間であるかどうか、もっと言えば、その人が生きているのか死んでいるのかの判断基準は、その人が自分に影響を及ぼし続けているかどうかであると考えています。

それからもう一つ、昔の偉い人は、「我思う ゆえに我あり」と言ったそうですが、私はこれは間違いだと思っています。

本当は、自分のことを思ってくれる人がいるから、生きていることが実感できるのです。

これは私の勝手な判断ですが、このメールを読んで、「私にとってあなたの存在は意味がありますよ。生きてますよ。」と言われたような気がしました。

私の命を確かにしてくれる人がまた一人増えました。こういう出会いがあると、人は自ら死を選んだりしないのかなと思ったりもしました。

私は子ども達にとって、そしてもちろんこの友人にとって、よい影響を互いに及ぼす、そんな存在であり続けたいと決意を新たにしました。

ともあれ、新しい友人に感謝です。

鞍馬【2020.6.2 リニューアル・アップ】

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