漕ぎ出せ!人生の大海へ。
 
 その20 LR 

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  Opinion by Kurama / Site arranged by Habane
“Walking Man” by Music of my Mind

鞍馬 Yahoo!のニュースなどで、「○○選手がLR着用意向表明。」という文脈で見ると、「あぁあれのことか・・。」とわかるわけですが、LRといえば、カラオケ好きの私にとっては、「I'm Knocking on Your Door」を歌っていたあのグループが思い出されます。

 大学生の頃が懐かしいです。

 ニュースの飛ばし読みをしているときに、近くで「レコード」とか書かれていると、ますます頭の中は音楽系に流れていきます。

 まぁすっかり一発屋で終わってしまった彼らのリバイバルなど望むべくもなく、LRといえばいまやスピード社の高速水着レーザーレーサーであり、レコードといえば、次々にたたき出されるレーザーレーサー着用選手の自己新記録のことだと思っている人もいるようです。

 カタカナ表記や省略表記は難しいですねと、日々生み出される難解かつ紛らわしい、システム関連のそういった表記に埋もれるわが身を省みてしまいます。

 自転車競技の選手も下着として着用するとの報道もあり、だったら次はスケート?スキーのジャンプは?と想像が膨らみます。

 水着メーカー各社に新たなビジネスチャンスの到来です。となると、製品開発サイクルを現行の4年から2年に短縮しないといけないですね。

 

◆ 泳ぐのは僕か?

 少し前ですが、金メダルが期待されている北島選手が「泳ぐのは僕だ」と書かれたTシャツをきて試合に臨んで、物議をかもしました。

「泳ぐのは僕だ」

「泳ぐのは僕だ」

 結論から言うと、本当に泳いでいるのが、つまり、よい記録を出すことができているのが「僕」だけの力だと思うならば、最寄の100円ショップで買った水着でも着て泳いだらいいんですよ。

 そうではなく、スポンサー企業が作った自分専用の水着を主に着ているわけで、その裏では様々なものづくりの技術者が手に手をとって彼の泳ぎを支えているわけです。

 個人種目であっても、あの人たちぐらいのレベルになると、決して一人ではなく、チームで戦っているのだということです。

 そう考えると、私だったら、"We swim as we like."(好きに泳ぐさ。)とかって書くよなと思ったりもします。

 まぁ、生粋のカナヅチである私に、水着の会社がスポンサーにつくことは永久にないでしょうが・・・。

 また中国でテロがあったようで、何の罪もないアスリートや観客が巻き込まれてしまいやしないかと心配しています。

 もっと大きな視野で見れば、誰が泳いでいるのかなんて小さなことなんでしょうね。

鞍馬【2019.12.3 リニューアル・アップ】

葉羽 レーザー・レーサー(LZR RACERR)はイギリスのSPEEDO社が開発した競泳用水着で、この記事が書かれた2008年の北京オリンピックの競泳32種目の内30種目でオリンピックレコードが更新され、21のワールドレコードが誕生するなどの衝撃を与えました。しかし、2010年1月に国際水泳連盟(FINA)によって水着素材を布地のみに制限するルール改正が行われ、以後使用禁止となりました。その決定自体にも賛否両論がありました。

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