管理人同様このサイトの読者も還暦を越えた方も少なからずいると思いますので、どうか私のような目に会わないようにお体にくれぐれも御自愛の程を。
あれは去年の2月7日土曜日、1週間ほど続いた荒天も収まりとても寒くはあったが、晴れ上がった1日でした。
そこで、私もいそいそと愛用のラケットとともになじみのテニスコートへ急いだのでありました。
3時間ほどドタドタとコートを走り回り、午後4時ごろ夕暮れと寒さのため車で家路に着いたのでした。
いつもは、一風呂浴びて着替えも済ませ水分をたっぷりとるのですが、急激な寒さと家まで車で15分程なので汗を大量にかいたまま出発したのでした。
(タラレバになりますが、これが今考えると大きな失敗でした。)
そして、ついに私に身に大事件が発生したのでした。運転して5分程過ぎたところ、急激にお腹が締め付けはじめられました。
そういえば着替えをしていないのできつくウェアを締めたままのせいかなと思いゆるめましたが、一向になおらず両肩に重りをのせられたようにズシンと来て何よりも視界が怪しくなり、冷汗まで出てくる始末でした。
ただ、一時的に視界がもどり早く家に帰り一風呂浴びて横にならねばと思いそのまま運転を続けました。
家まであとあと数百mというところで再度しかも本格的に視界が怪しくなり縁石にぶつけるように急停車しました。
私が最初に思ったことは脳梗塞でしたが、手足の指は動くし呂律も回るので一安心しましたが、何分五感にフィルターをかけられたように自分の声も遠くから聞こえてくるようでした。
このとき、一番頼りになる愛妻は東京だし遠のく意識の中で携帯で救急車を呼んだのでした。
長い時間が経ったように感じましたが救急病院へ運ばれ、緊急手術となりました。
医師の「大変なことがおきてるよ!」という声に何事ならんとおもいましたが、病名は冠動脈に血栓が詰まった「急性心筋梗塞」とのことでした。
全く思いもよらぬお言葉でした。運動は過度にと思うぐらいしていたし、タバコも吸わず酒も少々で野菜もたっぷりとっていたからです。
それまで心電図も何ら異常なく胸に痛みなど感じたことがなく、なによりも発作を起こした時もほとんど胸に痛みを感じませんでした。
(これは、今考えるとお腹が締め付けられた感じが、詰まり箇所が冠動脈の下の方でかつ、感覚も鈍くなっていたせいで自分の誤解かもしれません。)
幸いなことに、救急当番医が福島でも何本かの指に入る循環器の専門家であり、発作を起こしてから2時間ほどで処置が終了したことから、2週間で退院し3月にはテニスも再開し(これがまた新たなイタイタを起こすとは!こうご期待?)1年経過後の検査にも合格し血液をサラサラにするなどの薬は飲んでいますが、再血栓の可能性は限りなく低いということで今に至っております。
さて、原因でありますがやはりひとえに私の浅はかさにあったことです。
ずいぶん前から高血圧、高脂血症との診断を受けていたのですが、油こっくて塩辛いものが大好きで、血圧の薬は飲んだり飲まなかったりで、高脂血症の薬に至っては副作用に「横紋筋溶解」という症状が出ることがあるとのことで、運動に差し支えるという理由で飲まなかったのでありました。
これだから全く素人は恐い!!優秀な専門医にたまたまめぐまれ、多分外からみればふらつき運転をしていたにもかかわらず交通事故も起こさず(自損事故扱いにはなった。)、もちろん死ぬ可能性もあったのにキリスト様、仏様、マホメット様が合体して幸運を授けてくれたようでした。
最後に前年の12月に人間ドックを受けていたので、関係する数値(これも別なイタイイタイ日記に続く。)をあげておきます。
項 目 |
*基準値 |
私の数値 |
身長 cm |
ー |
173 |
体重 kg |
ー |
87 |
BMI |
18.5~25 |
29 |
中性脂肪 mg/dL |
30~149 |
103 |
総コレルテロール |
128~219 |
223 |
HDL mg/dL |
35~80(男) |
75 |
LDL mg/dL |
70~139 |
125 |
血圧 mm/Hg |
85~130 |
95~145 |
(※文献等により多少異なる。)
私の数値より高い方はいますぐ病院へ行き頭、心臓のMRI、全身の動脈硬化、超音波検査を受けてください!!
血栓がすぐそこまで忍び寄っていますよ!!
《配信:2016.5.15》by GOTO
葉羽 178cm、75kg、BMI 23.67、血圧 80~120……何とかダイジョブのようだ(ホッ) …次も期待してるよ! |