【常緑音楽館だより】#1350 Layla〜イスラム圏の悲恋物語が蘇る
大学生の時、下宿のラジオから流れてきたこの曲の原曲(by Derek & The Dominos)を聴いて戦慄が走った。
その30年後に、仙台公演(正確には@宮城郡利府町の宮城県総合体育館(現・セキスイハイムスーパーアリーナ))で、Eric Clapton, CBE(エリック・クラプトン, 1945-)によるアコースティック・バージョンを再び聴いてシビれた。前から10列目の至近席だった。
ロック史上の傑作、名曲中の名曲の一つだろう。グラミー賞最優秀ロック賞に選ばれている。
Layla(レイラ)とは、イスラム文化圏で広く親しまれている悲恋物語『Laylā wa‐Majnūn(ライラとマジュヌーン)』に出てくる美女の名前で、エリックはこれにインスパイアされて曲を作ったという。
実はこの頃、エリックは親友George Harrison(ジョージ・ハリスン, 1943-2001)の妻Patricia Anne Boyd(パティ・ボイド, 1944-)と恋に落ち、彼らが離婚後結婚した(しかし11年後に離婚)経緯があるが、この曲はパティへの片思いを歌詞にして、元々はバラードとして作られたものだ。
昨日は2回目のコロナ・ワクチン接種後2日目で、発熱はなかったものの副反応で筋肉痛がひどく一日中床に伏せっていたが、今日はこの曲を久しぶりに聴いて(観て)元気を取り戻した。めでたしめでたし。
Evergreen Music通算1350曲目。
♬ Layla(いとしのレイラ, Live@日本武道館 2001 )/ Eric Clapton
毒舌亭(2021.6.30up) |