【日々懐古館便り】#004~中村哲さん
今日12月4日はアフガニスタンのジャラーラーバードで武装勢力に銃撃され死去した医師・ペシャワール会現地代表の中村哲さんの命日だった。
改めてアフガニスタン国民や難民のための医療活動、かんがい事業などで輝かしい業績を上げ、憲法9条に基づく国際貢献とは何かということを身をもって体現された中村さんのご冥福を祈りたい。
それにしても、ほぼ死後1年も経った後に挙行した中曽根康弘元総理の内閣・自民合同葬に約9600万円もの公金を支出した上に、文部科学省が全国の国立大学などに弔意表明を求める通知を出すなど耳を疑うようなことがあったが、国は、国際人道支援に多大な貢献をした中村さんの葬儀こそ、国葬若しくは国民葬として丁寧に儀礼を尽くすべきではなかったか。
毒舌亭(2020.12.16up) |