でも、日本では、2002年のFIFAサッカーワールドカップ日韓同時開催や2003年の『冬のソナタ』をきっかけに沸き起こった韓国大衆文化「韓流」の大ブームがあったことを忘れるわけにはいかない。問題を解決して早く元の鞘に収まって欲しい。
音楽の世界では、2001年のBoAや、その後の東方神起、元メンバーの自殺で話題になったKARA、少女時代などK-POPと称される音楽が市場を席巻した。
ただ、最近は日本でもそうだが、P2Pなどでの違法音楽交換やネット配信市場へのニーズ移行などにより、韓国における音楽の市場規模が縮小を続けていることが、彼らが日本へ進出することの背景にあったそうだ。
それはともかく、韓流=K-POP以前の昭和の末期に日本で成功した先駆者が、この조용필(チョー・ヨンピル/趙容弼)。
NHK紅白にも韓国人歌手として初めて出場した「국민 가수(クンミン・ガス/国民歌手)」と称される大物だ。
代表曲「돌아와요 부산항에(釜山港へ帰れ )」は誰でもご存じだろう。
4カ月振りに、懐メロ番組でも今はほとんど採り上げられることのない昭和の歌・通算64曲目は、1986年発売の彼のこの曲を。
荒木とよひさ作詞三木たかし作曲による日本の曲だ(テレサ・テンのカバーもなかなか良い)。
歌詞を聴いていると、某育休大臣君に棄てられた某元人妻の複雑な心境を赤裸々に吐露したものと感じられないでもない(笑)
♬ 想い出迷子(昭和61年)/チョー・ヨンピル
https://www.youtube.com/watch?v=A7mjb0IHkjo