<<INDEX | <PREV | NEXT>
 NO-124 苦味のレモンは悲しい恋?
毒舌亭Presents
Site Arranged by Habane
 

【常緑音楽館便り】#1218〜苦味のレモンは悲しい恋?

 日本に演歌、イタリアにカンツォーネ、フランスにシャンソン、アルゼンチンにタンゴ、ブラジルにサンバがあるように、ポルトガルには「Fado(ファド)」という民族歌謡、大衆歌謡がある。

 ファドの意味は「運命」「宿命」。
Guitarra portuguesa/ギターラ(ポルトガルギター)、Viola/ヴィオラ(スチール弦使用のクラシック・ギター)、Viola Baixo/ヴィオラ・バイショ(低音ギター)での伴奏が特徴で、ユネスコの「人類の無形文化遺産」になっている。

 ファドの歌い手をFadista/ファディスタと言い、その代表的存在がAmália Rodrigues(アマリア・ロドリゲス, 1920-1999)。
「Rainha do Fado(ファドの女王)」とも呼ばれている。日本の美空ひばりのような存在と言えば良いか。

 70年代の独裁政権崩壊後批判を浴び氷河期を迎えたが、やがて再評価され、ヴァスコ・ダ・ガマらとともに、国民的英雄10人の一人として、いまリスボンの教会に眠っている。

 代表曲は「Barco Negro/暗い艀(はしけ)」だが、今回のEvergreen Music通算1218曲目は「Meu Limão De Amargura」。別名「Meu Amor, Meu Amor(私の愛、私の愛)」。
歌詞を見ると悲恋の歌のようである。

 結論〜あゝ、西欧(ポルトガル、スペイン)に旅したい(中欧、東欧、北欧には行った)。

 ♬ Meu Limão De Amargura(私の苦味のレモン)/Amália Rodrigues

毒舌亭(2019.8.4up)

【画像クリックでYoutubeへジャンプ】↓

♬ Meu Limão De Amargura(私の苦味のレモン)/Amália Rodrigues

 

 

PAGE TOP


 

 Copyright(C) DOKUZETSUTEI&Habane. All Rights Reserved.