【昭和 listen】#236〜明菜に失礼かなあ、熟女B
デビュー40周年を迎えた中森明菜に注目し、昨年から今年にかけて彼女の特集番組が何度か放送されている。
ファンクラブが新たに創られ、昨年末の紅白で復活かと期待されたものの、まだ心が不安定なのか復活が実現していないのは少し残念だ。
ところで、明菜の持ち歌の一つに「少女A」(昭和57年)がある。
「ツッパリ路線」で世に送り出し大ヒットしたものだが、実はそのアンサーソングとしてこんな曲が作られていることは余り知られていない。
それは、さつきみどりの「熟女B」。
なかなかに色っぽい歌詞で、アンサーソングというよりパロディ曲と言った方がいいかもしれない。
一時は東京目黒にラブホを建てて大もうけしたり、日活ロマンポルノ作品に出演したり、元歌手・山田太郎(「新聞少年」(昭和40年))や菊池桃子の義母になったり、3回離婚したりと、何かとお騒がせの人だった「かまきり夫人」こと、さつきみどりも、齢(よわい)83歳。もう復活はないだろう。
昭和38年のNHK紅白歌合戦で「一週間に十日来い」を唄い、テレビ史上最高の瞬間最高視聴率「85.3%」を叩き出したことは余り知られていない。
しかしまあ、明菜とみどりを比べるのは、明菜に失礼かも知れないなあ。明菜君、すまん。
(写真は本文とは関係ありません)。
♬ 熟女B / さつきみどり(昭和58年)
https://www.youtube.com/watch?v=Y8-84gsqtEk
毒舌亭(2023.9.20up) |