【昭和 listen】#235〜昔、『ポプコン』というのがあったとさ
昭和44年から昭和61年までヤマハ音楽振興会の主催で開かれた音楽コンテストで「ポプコン」(ヤマハポピュラーソングコンテスト)というものがあった。
これに出場し、グランプリなどを受賞してプロデビューを果たしたのは、NSP、高木麻早、谷山浩子、八神純子、渡辺真知子、中島みゆき、因幡晃、世良公則&ツイスト、佐野元春、長渕剛、円広志、チャゲ&飛鳥、クリスタルキング、雅夢、杉山清貴&オメガトライブ、アラジン、あみん、辛島美登里など、実に多種多彩な面々。
いま若者の間で昭和レトロ歌謡がブームになっているそうだが、昭和を振り返る曲通算235曲目として登場するのは、小坂恭子。
昭和49年の第7回ポプコンでグランプリに輝き、プロ・デビュー。翌昭和50年にこの曲『想い出まくら』を発表して130万枚の大ヒットとなった。
ちなみに、第7回出場の同期生として、昨年6月に亡くなった葛城ユキや『飛んでイスタンブール』の庄野真代らがいる。また、前回第6回のグランプリは小坂明子の『あなた』、昭和50年の第10回のグランプリは中島みゆき『時代』だった。
「ポプコン」は、実に層の厚いコンテストだったことが、今にして良く分かる。
♬ 想い出まくら / 小坂恭子
https://www.youtube.com/watch?v=v6ldV-b3VXE
毒舌亭(2023.9.6up) |