【常緑音楽館だより】#1355〜ギミー!ギミー!ギミー!
30年近く前の10月にストックホルムに行った。
そろそろ白夜の季節も終わりかける頃だった(12月頃になるとその反対で日中でも薄明か、太陽が沈んだ状態が続く「極夜」になる)が、あまりの寒さにデパートに入り、セーターを購入した。
その数日前、ハンガリーのブダペストに行った。
ハンガリーの通貨はForint(フォリント)。当時1Ft(フォリント)≒¥1(今は1Ft≒¥0.4)で、めちゃくちゃ物価が安かったのに、ここの値段は600 SEK(クローナ)位だったろうか(1SEK≒¥12)、結構高かった記憶がある。
それはともかく、そのときデパート店内に流れていたBGMが、解散後10年ほど経った地元出身ABBAのナツメロ曲だった。
彼らの活動期間は1974-1982年。山口百恵の活動期間が1973-1980だから、時期も年数もほぼ一緒だったことになる。
この10年足らずの活動期間で、売り上げは数億枚に及ぶと言われるほど世界中の音楽チャートを席巻し、彼らはポピュラー音楽界で商業的に最も成功したグループの1つになった。
最も有名な曲が「ダンシング・クイーン」。
そのABBAが11月、40年ぶりに新アルバムをリリースするという。
これを記念して、Evergreen Music通算1355曲目はこの曲。第2のヒット曲だ。
特に好みの曲というわけではないが、当時よく聴いたものだ。
♬ Gimme! Gimme! Gimme! (A Man After Midnight) / ABBA
毒舌亭(2021.9.15up) |