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 桜が舞い散り
 緑の帯が稜線へと上がってきている

 新緑の山々に見惚れていると
 瞬く間に春が過ぎ去ろうとしている

 見飽きない新緑を求めて
 いつもの旧道を走る

 

 春は新緑 夏は深い緑
 秋は紅葉 冬の雪景色

 高度が上がるにつれ
 深い緑が淡くなっていく

 

 そんな私を待っていたかのように
 宝の山裾の牧場の桜が満開だった

 もう盛りは過ぎているが
 未だ春は待っていてくれた…
 それでも明日の雨では散ってしまうのだろう

 

 桜舞い散る風の中
 沢山の桜との思い出が蘇ってくる
 友と二人 酔いながらの八坂での花見が懐かしい

 

大和伸一【2026.4.23掲載】

 Photo by 大和伸一
 MP3 by 甘茶の音楽工房「ブナの森に舞う雪」
 Essay by 大和伸一
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