どうしてこんな事に?!
最近の舟は空中も飛べるようになったようで。
別にホバークラフトのような装備も無いようですが、それでも確かに・・浮いてるな、コレ。
次はホラ、こんな大量に。
お姉さんが、手なんか振っちゃってるし。
なんでこんな事が!?
実はコレ、地中海のシチリア島南方にあるイタリア最南端の島、ランペドゥーザ島。
この海は極めて透明度が高いために海面が識別できず、遠浅の海底に写った舟の影の効果で、浮いているように見えるのです。
場所はこの辺↓
それにしてもこの透明度は凄い・・。
この島は、1860年からイタリア王国領となっており、昔は犯罪者のための流刑地になっていたそうです。
また、地図でもわかるように、このランペドゥーザ島は北アフリカから最も近い位置にあるヨーロッパの領土であることから、アフリカや中東地域からの難民の脱出先として使われてきました。
2010年から翌年にかけて発生したジャスミン革命の際には、約6500人の島民に対して約5万人という大量の難民がランペドゥーザに到着しました。
こういう状況なので、島には難民収容センターも設置されていますが、常に定員超過の状態が続いています。
また、この近海では、難民を載せた船の海難事故がたびたび発生し、多くの犠牲者を出しています。
2013年7月8日には、ローマ教皇フランシスコが島を訪れ、海難事故の犠牲者に対するミサが捧げられました。
島には流刑者の子孫などが集落を作って住んでいますが、石灰質の土壌であるため不毛の地で、食糧は輸入に頼らざるを得ません。
ランペドゥーザ島の海の透明度が高いのも、雨が少なく海綿が多く生息する栄養の無い海であるため。
島からは石灰分の多い砂が流れ落ちて堆積しているため、遠浅で船の影をよく映す地形になっているのです。
見た目には美しい海ですが、悲しい歴史と過酷な環境に翻弄されてきた島と言えるかも知れません。
さて、それでは最後の一枚。
え~なんだこりゃ!?
これは、サンフランシスコ湾に現れた謎の船体「Proteus」。
デイブ・ヒッツ氏ら、シリコンバレーの要人たちが共同出資で作ったものだそうです。
何だ、空中船じゃないじゃないかと言われそうですが、この船、海中に潜る部分は、たったの1フィート。
航行距離5000マイル、時速70 マイルの高速艇で、見ての通りキャビンは空中にあります。チタニウム製の支柱はスプリング登載で気になる揺れも吸収。滑るように空中を移動。
という事で『空中船』認定!
《配信:2015.4.25》
葉羽 趣旨が全然違うように思うが・・。 |