まさか、これが本当に・・・。
まずは、こちらをご覧いただきましょう。
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Il
vuoto by DiegoKoi |
モノクロームの美しい女性ですね。
これを制作したのは、DiegoKoiとして知られるイタリア人アーティストのDiego Fazio氏。
ん? “制作”?
ま、種明かしは後にして、もう一つ。
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Nessuno mai by DiegoKoi |
今度のはちょっと大きめ。
こんなに大きいのに、全然判らない。
ん、判らない? ・・・・何が?
ま、それもコッチに置いといて、次のをまた一つ。
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Sensazioni by DiegoKoi |
あらら、水もしたたるいい女性。
シャワー中のようでございますね。
さてそろそろ・・・。
じゃ、次のは何でしょう?
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Work in progress by DiegoKoi |
え? 描いてる・・・!?
そう、まるで写真のように見える上の三枚は、全てDrawing~鉛筆で描いた「絵」なのです。
ちなみに、上から二枚目の絵の描き始めがコレ。
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Work in progress by DiegoKoi |
ほ~らね、ちょっと厚ぼったい眼がそのままでしょう?
これを制作したのは、DiegoKoiとして知られるイタリア人アーティストのDiego Fazio氏。
鉛筆だけを使って、まるでモノクロ写真のような精密な絵を描き上げていくのです。
次は、ちょっと年配の女性。
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Il silenzio del dolore by DiegoKoi |
このリアルな皺やシミ・・・驚きの技術でございます。
彼は、一枚の写真を約200時間ほどかけて描き上げるそうです。
ま、これだけ精密な作品ならば、むべなるかな。
さらに驚くことに、彼はこうしたリアル・ドローイングを始めたのは2007年といいますから、キャリアは6年たらず。
現時点で若干23歳、新進気鋭のアーティストでございます。
ちょっと探してみたらFacebookにも登録していましたので、気になる方は是非、友達登録を。
・・・で、こうしたリアル・ドローイングは、彼だけの専売特許ではございません。
次のは、Stanbos氏の作品。
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Catherine Deneuve by Stanbos |
そして、同じStanbos氏の二コール・キッドマン。
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Nicole K. by Stanbos |
その流れで、Eugial氏の作品シャロン・ストーン。
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Sharon Stone by Eugial |
どこからどう見ても、写真としか思えないほどの完成度。
オマケに、もう一つだけ。
EgorMisanthropyの作品「Ann」。
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Ann by EgorMisanthropy |
この作品を取り上げたのは、下の「段階的な製作過程」が紹介されていたから。
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Ann by EgorMisanthropy |
うむぅ・・・間違いなくこれは「絵」なんだ。
考えてみれば、写真の印刷だって所詮は印刷機によるドット絵の集合体。
機械にできて人間に出来ないわけがない。←(おいおい、そんな簡単に)
それにしても、人間の技術って底が知れない感じがいたします。
《配信:2013.5.11》
葉羽 右の背景も、もちろん鉛筆画でございます。⇒ |