偉大なる中国の偉大すぎる写真集♪

　まずは、最初の写真。

　えええー！何ですかコレは！？　いじめ？　虐待？

　…いえいえ、京劇の研修生が柔軟体操をしているところだそうです。

　左の少年の目線が妖しいような…？

　お次はコレ。北京郊外を走るトラック。

　周囲の人も、特に驚いた様子はありません。

　日本だったら、たちまち通報されて逮捕されることでしょう。

　さて、次はちょっと深刻な写真。

　弟の面倒をみながら授業を受ける小学生。

　父母は出稼ぎ、祖父母は農作業をしているので、しかたなく学校に弟を連れてきて、面倒を見ながら授業を受けている小学二年生の女の子です。

　あまりの健気さに涙が出てきます。湖南省鳳凰県で。

　中国では、ごく普通のことなのでしょうか？

　蘭州市の歩行者天国では、こんな風景が見られます。

　おっとっと！？

　実は、ショーウィンドウでシャワーを浴びている三人はマネキンだそうです。

　アイ・キャッチ効果ばつぐんの広告です。（何の？）

　お次は中国のバイク・タクシー。

　ええ～五人乗り！？　これがタクシー！？

　しかも、走っている場所は貴陽高速道路。

　日よけもついて快適に…って、ほんとにダイジョブなの？

　ナンバープレートもヘンな付け方です。

　中国版ツイッター「新浪微博」にある日本のAV女優蒼井そらちゃんのサイト。

　何の変哲も無いように見えますが…

　この度、このサイトのフォロワーが７００万人を突破したそうです。

　（※同じくここにサイトを持っている人気グループEXILEの１４０倍！）

　実は彼女、中国では絶大な人気を誇っており、尖閣問題が勃発した頃、ネットでは「中国への報復のために蒼井そらのAVの輸出を止めろ！」という主張が駆けめぐったほど。

　いえいえ、そんなことするのは愚の骨頂。

　いっそ彼女を、在中国大使に任命すれば、尖閣問題も一発解決…かも！？

　おっと、コレはAKB４８！？

　いや、なんか違うような…

　これは、「AKBのパクリ」ということで中国国内でも物議をかもしている『AK９８』。

　しかもホラ、個別に見ると…

　あらららら…似たタイプまで揃ええるよ。

　杭州の女子大生グループで2010年に結成されたのですが、どう見ても偽AKB。

　中国のネット上の書き込みでは、「中国人の恥さらし」や「意外にかわいい」、「人口比なら480人にすべきだ」など賛否両論。

　まあ、いいんじゃないですか。本家の方がかわいい…（かな？うむぅ…）

　お次は…青島で行なわれた世界水着コンテスト。

　出場者は、水着のままで青島市内をデモンストレーションします。

　「うひゃひゃ」と見物に来たはずの市民は、むしろ圧倒されたような表情をしています。

　次は天津市の事故現場。

　天津市で起こった道路陥没事故の現場です。

　驚くのは、舗装の薄さと道路の中から現れた大量のゴミ。

　どうやら、ゴミの上に薄く盛土をしただけで舗装をかけているようです。

　こんな手抜き工法では、事故が起きるのも当たり前？

　下の女性は何をしているのでしょう？

　実はコレ、浙江省台州市で窃盗をした女性を住民が捕まえ、女性を裸にしてマジックで「私は盗っ人です」などと落書きをした後、警察に引き渡している風景です。

　これに懲りてまっとうな人生を送ってくれればいいのですが…。

　をを～これは北海道の有名なアノ…待てよ。

　良く見たら「白い変人」！

　右は、ソニーのプレステかと思いきや任天堂のファミコンのソフトが挿さっている！？

　パクリもここまで来るとアッパレ！　…としか言いようがありません。

　うわ～何ですかこの人は！？

　ペットボトルの山で横たわるのって、そんなに寝心地がいいのでしょうか。

　待てよ…生きてるんだろうな、この女の人…。

　浙江省嘉興での風景。

　浙江嘉興の自由市場の風景。

　白菜売りの店番をしている少年です。

　ごまかされないで、ちゃんとお金を貰えるんでしょうか…。

　さて、次は何の写真でしょうか？

　香港のマスコミが大物政治家の邸宅の前に集まったところです。

　スクープ写真を撮るために、工事車両まで投入するとは、凄い記者魂ですね。

　中国のモーターショウの日系自動車メーカーにいたコンパニオンの女性。

　裸同然のボディペインティングがネット上で物議を醸したそうですが、実は、中国でのモーターショーはすべからくこんな感じで、当局の規制も効果を上げていないという無法状態。

　中国・モーターショーで検索すれば、こうのような画像がゴマンと出てきます。

　ま、「愛裸無罪」とでも言うのでしょうか。

　次は、河北省石家荘市のテレビ塔。

　図面を作らずに建築されたテレビ塔が、風でポキリと折れてしまいました。

　こんな手抜き工事がまかり通っていては、おちおち側も歩けません。

　最後は、芸術的とも思える写真。店番をする少女。

　「世界貧困写真展」入賞作品で、四川省、食品販売店の店番をする少女です。

　中国の経済発展は飛ぶ鳥を落とす勢いのようですが、実際は“張子の虎”で、貧富の差が大きく拡大しています。

　上位20％と下位20％の差が5.7倍とか江蘇省では11倍などのデータが公表されますが、これらは都市部に限定したものであって中国の本当の経済格差の問題はこの数字からは見えて来ないのです。

　月収数百万元を稼ぐ富豪が多数いる一方で、レストランのウェイトレスの月収はだいたい400元（5000円）程度、農村部では年収がそのくらいの人も珍しくありません。

　国内に大きな矛盾を抱えたまま、中国はどこへ行こうとしているのでしょうか。

　《配信：2012.11.3》

葉羽　いろんな意味で“ファンタスティック”な中国です。ほらね…