お気楽にヘンテコな写真を見ていただくシリーズ。
人としてこの世に生まれてきたからには、なにかドエライことを成し遂げたいものです。
かく言う僕は、小学校で「将来、どんな人間になりたいですか?」の質問にしばし考え…
「百科事典に名前を残すような人になりたいです」と。
ま、人生、ここまで煮詰まってまいりますと、既に「人並みな幸せ」くらいで手を打ということに落ち着くのですが、それにしても、自分の生きた証として「名前を残す」という青雲の志は悪くなかったかと。
ところが世の中には、トンでもないことで名前を残そうという人がいるのです。
右の背景写真は、Google Mapでアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ付近。⇒
それに寄って行くと、こんな感じに。(アレアレ?)
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UAE連邦首都 |
この画面をグイグイ拡大してまいりますと、なにやら不思議な部分が。
そうです、入り江の中央に浮かぶ中州の端っこのところ。
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HAMAD? |
上下が逆ですが、確かに「HAMAD」の文字が見えています。
これ、大したことない大きさに見えますが、実はこの「HAMAD」は縦が1キロメートル、横幅は3.21キロメートルもあるのです!
いったい誰が何のために!?
そう…賢明な「通信読者」なら既に察しがついたはず。
アラブの大金持ちSheikh Hamad Bin Hamdan Al Nahyan氏が、「自分の名を後世に残すために作った大水路」なのであります。
うーむ…そういう手があったか。 ←(違うだろ)
彼は王家の一員である石油王。
200台の自家用車を格納するために、専用ピラミッドも造らせたというのですから、もはや何をか言わんやでございます。
で、ここからが本題。 ←(最近、前置きが長い)
HAMAD氏は大水路に名前を刻んだワケですが、世の中には他にも変わった形の水路や池がたくさんあるようで。
まずは、コレ…
007のテーマが聞こえてきそうなベルギーの湖、「スクレンス湖」。
これは溜池でしょうか。
「かんぱーい!」 (シュポーン!)
キエフ発電所にある貯水池だそうです。
なんと、らぶりぃ♪
ハート型の貯水池でございます。
こんなモノを造る国は…「冬ソナ」の国、韓国しかありません。
イギリス・スタフォードシャー州にある貯水池。シルクハットの紳士?
でも、これは意図して造ったワケではなく、結果的にそう見えた…と思う。
ならば、コレは?
ちょー人為的なカタチ。バンザーイ!!
なんと指の一本いっぽんまで!
何故にっ?
どうしてっ?
サンパウロにある池だそうでございます。
そりゃぁ、人為的に造られた貯水池ならイロイロあるさ…とおっしゃる貴方。
そう、そこのアナタ!
ならば、こちらは?
味噌カツは、うみゃーのう。
味噌煮込みのダシは、かしわだがね!
これがシャチホコ!?
とろくせゃあ言わんで。そんなことあらすか。
…ということで、こちらはアラスカのマッキンリー山にある自然の湖。
スジは…どうしてついているのか説明がありません。氷結した湖の上を何かが走った跡でしょうか?
アリゾナ州にあるコロラド川のヘアピンカーブのような超蛇行。
どれだけ長い時間をかけて形づくられたものなのか?
あたかも大自然のアートのようでございます。
最後のご紹介はこちら。
さて、これは何だと思いますか?
実はコレ、カナダのケベック州にある直径100キロメートルのマクガニアン・クレーター。
2億4千万年前に破砕した天体の衝突によって生じた連鎖クレーターとされています。
1970年にダニエル・ジョンソン・ダムが建設されてダム湖となったもので、現在はマクガニアン湖と呼ばれています。
こうして比較してみると、「人為」はけっして「自然」には勝てないと思い知らされるようです。
《配信:2011.8.2》
葉羽 「Damn Cool Pictures」より。 |