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 その183 ブラッディ・メアリーの思い出

「モーニングコーヒー」Benchi time

 今回は少し趣向を変えて。

 大学の頃の話、趣味の一つが「カクテル」だった。

 もちろん、貧乏学生ゆえ本格的なバー・カウンターで飲んだ訳ではなく、まずは「カクテル」の本を読み漁り、次いでアパートの本棚に「カクテル」の材料を並べて堂に入っていた。

 つまり「飲む」より「研究する」のが好きだったわけだ。

 

 一番お世話になったのは、サントリーのカクテル・バーのシリーズ。

 こちらは最初からレシピ通りに調合されており、カクテルグラスやコリンズグラスに注いで装飾材料のオリーブやらチェリー、スライスレモンを添えればすぐに楽しむことができた。

サントリーカクテルバー・シリーズ

(昔は瓶の形が違っていた)

 現在はさらに手軽で、行きつけのカラオケボックス「コートダジュール」を飲み放題にすれば、ジントニックやモスコミュール、モヒートなど潤沢なメニューからいくらでもチョイスすることができる。

葉羽最近は「白ワイン」一辺倒になってしまったけれど。

  コートダジュールにて(笑)

 そんな中、最初に凝ったのが標題の「ブラッディ・メアリー」。

 日本語なら「血まみれのメアリー」という物騒な名前になるが、基本はウォッカをベースにしてトマトジュースを加えたシンプルなカクテルだ。

  ブラッディ・メアリー(一例)

 何故、このカクテルが気になったかと言うと、結構アルコール度数が高いにも関わらず「飲み口が良い」ということで、「あのカクテルは”女殺し”だ」と教えてくれた悪友がいたからだ。

 いやいやいや、決してそんなモノを女子に飲ませて落花狼藉を悪だくんだ訳ではなく、単に「女性にも飲みやすい」という辺りが気に入ったのだ。

 ちなみにその頃、既にステディな彼女が居たので、別に「悪だくみ」などする必要もなかった。 ←(なんか言い訳がましい:笑)

 話を戻して「ブラッディ・メアリー」だが、名前の由来には諸説あり、最も有力なのは、16世紀のイングランドでプロテスタントを300人も火あぶりにし、「血まみれのメアリー」と呼ばれていたメアリー1世から取ったと言うものだ。

メアリー1世(血まみれのメアリー)

 その他には、17世紀ハンガリーの”血の伯爵夫人”エリザベート・バートリーだという説。

 彼女は「女ドラキュラ」の異名もある鬼女で、居城で660人の女性を拷問のうえ殺害し、その血を飲んだとかその血で満たした風呂に入ったと言われている。(あな、恐ろしや!)

  エリザベート・バートリー

 こうした「名前の由来」は別にして、実際にこのカクテルを考案したのは20世紀のパリのバーテンダー、フェルナン・プティオらしい。

 彼自身の証言によれば、バーを訪れた喜劇俳優ジョージ・ジェッセルからレシピを教わったとしているので、むしろ、その俳優の方を起源とすべきかもしれないが。

  喜劇俳優ジョージ・ジェッセル

 プティオはやがてパリを去り、1934年からニューヨークのホテルの「キングコールバー」でシェイカーを振るうことになる。

 そこではウォッカをジンに代え、レモンジュース、ウスターソース、ブラックペッパー、を加えセロリソルトを添えるなどの改良を加え「レッド・スナッパー」という名で提供することになる。

葉羽名前を変えたのはホテル側から「ブラッディ・メアリー」では、ホテルのエレガントな雰囲気を壊すというクレームが付いたためと言う。

キングコールバー(in New York)


 さて、再び話を戻して大学時代の僕のレシピだが、絶対に外せない条件があった。それは、トマトジュースに「クラマトー」を使用するという事だ。

  クラマトー・トマトジュース

 クラマトー・トマトジュースは、ハマグリの煮汁が加えられており、シーフード感覚の新しいドリンクとして欧米で大流行したものだ。

 もちろんそのまま飲んでも美味しいし、ビールや様々なスピリッツとも相性抜群だ。

葉羽うっ・・何十年、飲んでないだろう。

 はっきりとは記憶していないが、レシピはこんなふう・・

◆『ブラディ・メアリー』の葉羽レシピ

・ウォッカ 40ml

・クラマトー・トマトジュース ウォッカの2~3倍

・タバスコ、ウスターソース 各1ダッシュ

・シェイクしてコリンズグラスに注ぎ、レモンとセロリ・スティックを添える

 出来上がり♪

  ブラッディ・メアリー

 ちなみに、コレのつまみはカキフライがオススメである♪

 《配信:2026.1.11》

葉羽ああ、思い出すなぁ・・コレって「コーヒーブレイク」じゃなく「岸波通信(本編)」の「人生を振り返って」シリーズで書いた方がよかったかな?(笑)

 

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