ジブリ作品のモデルとなった街や場所。
2021年に「ジブリに登場する家の中で最も住んでみたい家」のアンケートが実施され、見事一位に輝いたのは『となりのトトロ』のサツキとメイの家でした。
サツキとメイの家
なお、2位は「崖の上のポニョ」の宗介とリサの家。
で、2005年の愛知万博で再現され人気のパビリオンとなったのがコレ・・現在はジブリパーク「どんどこ森」の施設となっている。
をを~ 似てるぅ!
そう言えば、『となりのトトロ』が住む森のモデルとなったのは、田舎町ではなく何と都心から1時間の埼玉県所沢であったことがジブリから明言されています。意外ですね。
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所沢の森/『となりのトトロ』の風景モデル |
こんなふうに、ファンタスティックなジブリ作品には、実際の風景モデルとされる場所が世界中にあり、それを見ていきたいというのが今回のテーマです。
まずは『紅の豚』の風景モデルとされるクロアチアの「ドゥブロブニク」。
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ドゥブルニク/『紅の豚』の風景モデル |
をを~ 確かに雰囲気がバッチリですね。
『紅の豚』
赤レンガの建物が立ち並ぶ美しい景色は”アドリア海の真珠”と賞賛されています。
この街の高台には街全体を見下ろせるカフェがあり、テラスの端っこの席が大人気だそうです。
カフェのテラス席より
をを~コレは絶景!!
なお、このドゥブルニクは『魔女の宅急便』のモデルの一つにもなったとのこと。
『魔女の宅急便』
ただし、『魔女の宅急便』のメイン・モデルは、スウェーデンの首都ストックホルムであることが、ジブリ公式ホームページで明らかにされています。
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ストックホルム/『魔女の宅急便』の風景モデル |
この街でひときわ高いストックホルム市庁舎は、『魔女の宅急便』の時計台のモデルになっているとのこと。納得ですね。(※右の背景画像⇒)
なお、『紅の豚』の主人公ポルコの秘密のアジトのモデルは、ギリシャのザキントス島。高い丘に囲まれたビーチに難破船パナギオティス号が座礁していることでも有名。
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ザキントス島/ポルコの秘密基地のモデル |
この島の海水は透明度が高く、ここに浮かぶボートはまるで空中にあるように見えます。
同じように見えるイタリアのランペドゥーザ島のことは、コーヒーブレイクその91「空飛ぶ船」でご紹介しています。
ランペドゥーザ島@「空飛ぶ船」
続いて『もののけ姫』。
『もののけ姫』
その舞台となる「シシ神の森」の世界観の参考にされ、アシタカが住む「エミシの村」のモデルとなったのが、白神山地。
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白神山地/『もののけ姫』エミシの村の風景モデル |
白神山地は青森県と秋田県にまたがる広大なブナの原生林。
白神山地
このチョイスも納得。
『もののけ姫』
今にも山間から「こだま」たちが顔を出しそうな気がします。
こだま/『もののけ姫』
この白神山地は「世界自然遺産」に登録されています。
次は、イギリスの文学作品をリメイクした『思い出のマーニー』。
『思い出のマーニー』
モデルはこちらの釧路湿原。
バリ島と並んで「世界三大夕日」の名所。(三つ目は知らない)
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釧路湿原/『思い出のマーニー』の風景モデル |
ただし、マーニーが住む湖のほとりの家・・
『思い出のマーニー』
これは、塩沢湖のほとりにある軽井沢タリアセンがモデル。
軽井沢タリアセン
今回のラストは『天空の城ラピュタ』。
『天空の城ラピュタ』
モデルはもちろんフランスの「モンサンミッシェル」。
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モンサンミッシェル/『天空の城ラピュタ』の風景モデル |
造形はそのまんまですが、ラピュタの「佇まい」について有力なのはコチラ・・
そう・・前回、ご紹介したスリランカのシーギリヤ・ロック。
上空から見た全貌はこんなでした。
うん、「佇まい」はココで、造形はモンサンミッシェルということでしょうか。
ちなみに、シーギリヤ・ロックの上から見た雄大な夕景も見応えがあります。(↓)
(じゃ、三番目はココでいいか!)
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シーギリヤ・ロックからの夕景 |
このシリーズ、まだまだ書けそうなので、続編を期待してください♪
《配信:2024.12.8》
やはりジブリは目の付け所が違う。モデルを決めて世界観の統一を図っているのがファンタスティック! |