ウッディ・アレンの「スリーパー」にも絶頂感発生装置が出てきましたが…。
パーキンソン病や筋ジストニアの治療のために、頭蓋に電極を挿入して電気的刺激を与える治療方法があります。
ところが、その副作用として性的な刺激を生じることがあるのです。
性行為によらず、直接、脳に性的快感を与える技術開発が進むと、人間の生活もかなり変化してしまうかもしれません。
←(あまり変わって欲しくない気もしますけど…)daddy
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映画「スリーパー」
(ウッディ・アレン) |
ところが、こうした技術が、間もなく現実のものになるかもしれないのです。
米国ノースカロライナ州在住の医師メロイは、脊椎埋め込み電極によって肉体的な痛みを緩和する治療の専門家。
彼が治療の過程で、たまたま少しずれた位置に電極を埋め込んで通電治療を行うと、被験者の女性はエクスタシーを感じてしまったのです。
そのことにヒントを得たメロイは、2006年に米FDA(食品医薬局)の立会いのもとに、脊椎に電流を流して性的不能を治療する実験を行いました。
被験者は、オーガズムを得られなくなったか、かつて一度も感じたことがないという女性11人。
その実験の結果、10人が性的興奮を経験し、うち4人がオーガズムを感じる能力を回復したと結論付けたのです。
メロイは現在、この技術の商品化に向け、永久埋め込み装置の価格を豊胸手術と同じくらいの1万2千ドル程度で提供できる医療機器メーカーを探しているとのこと。
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セックス・チップ
←画像はイメージ。
本物ではありません。 |
英国オックスフォード大学の神経外科医アジズは、「脳の快楽中枢」に関する研究が進めば、それを高度な外科的技術と電気パルス制御技術を組み合わせ、脳に埋め込むセックス・チップが実現するかもしれない」と言っています。
たしかに、性的快感の欠如は人生にとって大きな損失。
治療によって、これが回復できるとなれば、人類に大きな福音をもたらすかもしれません。
でも、待てよ…。
これって別に、肉体や神経の機能障害がなくても、普通に活用することも可能なのでは?
日本なんかに広まると、ただでさえ晩婚化・非婚化の傾向が進んでいるのに、結婚したくない男女が増えてしまうのでは。
そうすると、日本の少子高齢化がますます進行?
そのへんどうなんだ、科学。何とかしてくれ、頼むよ科学!
《配信:2009.9.28》
葉羽 メロイの最初の実験で、エクスタシーを感じてしまった女性は、思わずこう叫んだそうです。
「ねぇ先生、どうやったの? うちの主人にも教えてやって!」
(ToT) (ToT) (ToT) (ToT) (ToT) |