Photo&Report by アリカ

　ニューヨークで銀杏とサクラを一緒に見た話です。

いちめん

　今日、銀杏を拾いました。

　アメリカでは銀杏が食べられる事を知らないようで、

　誰も拾っていません。

　会津でも拾っていましたからね、食べたくてウズウズ。。。

銀杏

　スーパーの袋を手袋変わりに付け、

　果肉から取り出す様に一粒ずつ拾っていきます。

　果肉はあの悪臭ですからね、

　皆、あんな物拾ってどうするつもりだろう。。。

　遠巻きに見られていました。

　途中、パトカーがやってきて、私の横を徐行。

　職務質問されたらどうしようとさすがに焦りました。

　帰宅後、電子レンジでチン

　懐かしい味です。

想う

　この日は、NY郊外の現代アート美術館を訪れました。

　工場跡地を再利用したという建物は、とにかく広い。

　まばらな来館者、

　視界にはアートと自分のみ。

　のんびり鑑賞していると、微かな声。

郊外の美術館

　そこはやはり日本人。

　姿が見えぬ相手でも、微かで会話と言えるほどではない‘音’でも、

　日本語？日本人？と分かってしまう。

　角を曲がった途端日本人の一団と出くわしたもので、

　声を掛けるタイミングを失い、そのままに。

　こんな田舎の小さな町の美術館でも

　日本人に出会うとは・・・

　日本人って世界中旅行に行っているんですね。

　外へ出ると、秋とは思えぬポカポカ日和。

　遠くの木に目が留まった。

　桜の花が咲いている。

　 ・・・野外アートの展示かと近づいてみると、本物でした。

桜が開花♪

　先日の季節外れの雪。

　その後続く温かさに、

　桜の花も春が来たかと勘違いしてしまったようです。

　海外で見る桜は、

　何か心打つものがありました。

　うまく言えないけれど・・・

アリカ（2019/10/21配信）