Report by Arika
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ニューヨークに来たからには、まずはお買い物をと・・・。

 

 

 作っちゃいますか

 日本でも小さい方な私がアメリカに来たら、そりゃ、なかなかサイズが見つからない。

 一般的な規格の下にペティーティ(P)サイズがある。

 その中のさらにSサイズな私、そう簡単に洋服は見つからない。

 こりゃ、製図を引く方も大変だ。

バッグ販売会

バッグ販売会

 小さい痩せたサイズから大柄なふくよかなサイズまで。

 日本人とは比べ物にならない位のサイズ展開が必要なのだ。

 これは製図用のトルソーなしには、なかなか製図を引くのは難しい。

 自宅に帰ると製図用のトルソーもなく、

 手持ち無沙汰に日本から持参した浴衣でポーチを作っていた。

 ある日、それが先生の目にとまった。

バッグ販売会

バッグ販売会

 配色がオリエンタル、ジャパニーズで面白いと予想外な好評価。

 12月はアメリカで一番ものが売れるクリスマスも控えている、

 面白いからバック販売会をしてみようという事となった。

 

 

 制作中

 日本から持参した浴衣だけでは材料が足りない。

 マンハッタンで材料探し。

 これが予想以上に大変で。

 マンハッタンの観光地図はあっても、問屋ガイドなどあるはずもなく・・・歩き回っては、聞き込みの繰り返し。

 マンハッタンは京都の町の様に碁盤の目、そして縦横の通りに通し番号が付いていて観光客にはありがたい。

 しかし、チャイナタウンのその先は道が入り組んでて、観光客の姿も消え、急に歩いている人たちがガラリと変わる。

 チャイナタウンに付属の問屋さんがあると聞いて行ってみたのだが開いていない・・・^^: 。

 この通り沿い、かなりのシャッター街。

 おんなの一人歩きは遠慮したい。・・・こ、こわい。

制作中

制作中

 ある休日、ホームセンターに連れて行ってもらった。

 開店朝の4時半!!!

 さすがDIY先進国のアメリカ。

 これならお客様も週末たっぷり作業ができるという訳だ!

 ここで見付けたのが、インテリア用ファブリック。

 カーテン、クッション、ベットメーキング。

 室内装飾用生地の豊富さに一目惚れ。

 これを中心にバッグ製作する事となる。

制作中

制作中

 ものつくりには気分が大切だとしみじみ感じる。

 日本で作っていたものとは、明らかに違う。

 あんなに暗めなトーンで製作していた私が、どんどんカラフルなバックを生み出してゆく。

 自分でも気分の高揚が手に取るように分かるのだ。

 そりゃポーチ、バッグ作りにハマるだろう。

お買い上げ♪

お買い上げ♪

 そうそう、NYに来て忘れられないのが、ミシンたち。

 日本では見たこともないミシンがずらり。

 かなり大きな6畳くらいのミシンもあった。

 連れて帰りたかったなぁ~

 いや、あんなシロモノ、どこに置く^^;?

 

アリカ(2019/10/21配信)

 

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