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「Believe」Blue Piano Man
Photo by 好山楽翁

  旅立ちの朝 (詩:葉羽)

 あんな真っ黒な雛たちが
 もうすぐ天使のような翼を翻して
 大空を駆ける白鳥になるんだね

 白鳥が巣立つ頃には
 君もこの家から旅立って行く

 まだまだヘタレな君ではあるけれど
 いつか強い男になりなさい
 優しい男になりなさい

 “男は強くなければ生きてはいけない”
 “男は優しくなければ生きる資格がない”
 そう・・・優しさは心の強さだよ

 苦労したと言わずに
 苦労をかけたねと言える男になりなさい

 逆境にある時こそ
 大切な人を守れる男になりなさい

 どんなにつらいことがあっても
 さりげなく生きているように見える男になりなさい

 そうさ、厳しい命の旅なのに
 美しく大空を飛翔する
 あの白鳥のように・・・

 

(※クリックでスタート↓)
     

01 阿武隈川河畔

 

02 白鳥の群れ

 

03 白鳥・遠景

04 白鳥・近景

 


 

 

 

葉羽 好山楽翁師匠が撮影した阿武隈川の白鳥たちです。

 この阿武隈川は、高村光太郎のあの有名な「樹下の二人」にも歌われています。

  「樹下の二人」
あれが阿多多羅山、 あの光るのが阿武隈川。
ここはあなたの生まれたふるさと、
あの小さな白壁の點點があなたのうちの酒庫さかぐら。
それでは足をのびのびと投げ出して、
このがらんと晴れ渡つた北国の木の香に
満ちた空気を吸はう。

 また、高村光太郎は「智恵子抄」などで詩人として知られていますが、彼の彫った彫刻をご覧になったことはあるでしょうか?

 下が初期の代表作と呼ばれる「裸婦座像」ですが、このモデルとなったのが・・・そう、福島県生まれの智恵子です。

 

(2005.3.5)

    

葉羽 思い出します。これは息子の佑樹が高校を出て初めての一人暮らしをする時に作った詩でした。

 子供と言うものは、中々親の思うようには成長してくれないものですが、彼らが一生懸命生きようとしている限り、応援し続けようと思います。

(2023.6.19追記)

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