岸波通信その172「会津・漆の芸術祭Ⅰ」

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Present by 葉羽
「狂姫(くるひめ)」 by 猫祭り姫
 

岸波通信その172
「会津・漆の芸術祭Ⅰ」

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  Aizu · Urushi art festivalⅠ 【2017.9.2改稿】(当初配信:2011.10.15)

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01
もののけ面
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02
忘れたことさえ

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03
漆庭

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04
幻月(げんげつ)

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05
てるてる坊主

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06
PRAYERS333
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07
できるかな2010

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08
島台月見桃源郷

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09
風天(ふうてん)

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10
Lumiere

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 2011年10日1日より「会津・漆の芸術祭2011~東北へのエール~」が開幕しました。

 東日本大震災によって無残にも奪われた多くの命、生き残った人々も肉親を、住処を、仕事を失い、心までズタズタに引き裂かれようとしています。

 このような中での芸術祭開催について、僕たちはさんざん悩み、苦しみ、議論を重ねました。

 そして気がつきました。

 東北の人々が奪われたものは、家や生業ばかりではない。地域に培われた伝統や文化、絆、心のよりどころまで奪われようとしていると。

 「心まで奪われてたまるか」

 今こそアートの力によって東北の魂を救済しなければなりません。

 こうして、第二回目の「漆の芸術祭」は“東北へのエール”をテーマに掲げました。

 東北に文化の火を灯しつづけるために。

 岸波通信では、そんな中からいくつかをご紹介していきたいと思います。

  ◆会津・漆の芸術祭プロジェクトチーム
   岸波靖彦

  『アートの力による東北再生へ』(※「会津・漆の芸術祭」ハンドブックより引用)

 それって何の役に立つの?意味が分からない。

 芸術文化に対する眼差しは、かならずしも好意に満ちたものばかりではありません。たしかに、芸術やアートと呼ばれるものは、わけのわからぬ正体不明のものばかりかもしれません。

 芸術家はきっと、カナリアのように敏感に、世界の先端部で起こっている見えにくい現象や出来事に反応しながら、作品を制作しているのです。ほとんどは無償の行為のように見えます。だから、そこに世界の悲しみや苦しみや歓びが詰まっています。そこに感動が生まれます。

 このたびの震災のあとで、わたしたちはいったい、何を信じることができるのか。人智が制御しえぬものに翻弄されている、こんな不透明な時代であるからこそ、わたしはいま、アートの無償の力が求められていると感じています。

 「会津・漆の芸術祭」は、第2回目をほんとうに過酷な状況のなかで迎えました。小さな力かもしれませんが、わたしたちはこの芸術祭を東北再生に向けての、ささやかな実践のひとつとして開催します。

 カナリアたちの魂のおののきに眼を凝らしながら。

  ◆会津・漆の芸術祭2011ディレクター 赤坂憲雄 

 

/// end of the “その172 「会津・漆の芸術祭Ⅰ」” ///

 

 では、また次の通信で・・・See you again !

会津・漆の芸術祭(喜多方市若菜家)

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【岸波通信その172「会津・漆の芸術祭Ⅰ」】2017.9.2改稿

 

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