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「Glidin'」(TAM Music Factory)
by 岸波(葉羽)【配信2021.7.17】
 

◆この記事は作品のストーリーについて触れています。作品を実際に楽しむ前にストーリーを知りたくない方は閲覧をお控えください。

 こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

 変なおっさんがスパイ?

 これは2018年のローワン・アトキンソン主演の『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』のキャッチコピー。

 今回の執筆はカリスマ彰氏ですが、二本とも喜劇で、しかも二本とも笑えなかったというオチが付きました。あらららら・・。

ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲

Universal Pictures / Focus Features / Photofest / ゲッティ イメージズ

 今週の記事、それぞれ元原稿のタイトルは以下の通り・・

1 とにかく笑えないのが致命的な映画「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」

2 やはり古過ぎて笑えなかった日活映画「猫が変じて虎となる」

 ではカリスマ彰、よろしくお願いします。

岸波さま「笑えないコメディ映画ほど辛いものはない!」の総タイトルでこれとすぐ送る原稿をまとめて下さい。

1.「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」
(2018年 デヴィッド・カー監督 1時間31分)

 時代遅れが
 世界を救う!

 TV(ムービープラス)録画していた映画「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」(2018年 デヴィッド・カー監督 1時間31分)を見た。

ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲

Universal Pictures / Focus Features / Photofest / ゲッティ イメージズ

 シリーズ第3作のようだが、いやあ、参った。

 致命的なのは、笑えないこと。笑いの質がイギリス人とは違うのだろうか。それとも私がおかしいのか。

 そう言えば、やはりローワン・アトキンソンが主演した「Mr.ビーン」シリーズも笑えなかったなあ。

 簡単に言って私の映画館からはローワン・アトキンソンは退場していただくことにする。

 ついでに言うと、このローワン・アトキンソンにからむオルガ・キリュレンコが、なんとも冴えないのだ。

 角度によっては、美人とは絶対に形容できないことがあったりして、かなりガッカリ。

 ホントに彼女は本家007に出演していたんだっけ?

◆allcinema ONLINEの解説から引用

 「Mr.ビーン」シリーズのローワン・アトキンソンがドジな英国諜報員“ジョニー・イングリッシュ”を演じるスパイ・パロディの第3弾。共演はオルガ・キュリレンコ、エマ・トンプソン。監督はTVを中心に活躍し本作が映画監督デビューとなるデヴィッド・カー。

 何者かのサイバー攻撃によってイギリスの秘密情報部MI7の現役スパイ全員の情報が漏洩してしまい、活動停止に追い込まれる。そこで最後の頼みの綱として、すでに現役を引退していたジョニー・イングリッシュが呼び戻され、犯人探しのミッションが下される。早速かつての相棒ボフを再び相棒に迎え、犯人追跡に乗り出すジョニー・イングリッシュ。しかしアナログ時代しか知らない彼の前には、デジタル・テクノロジーという最大の難敵が立ちはだかっていた。


2.「猫が変じて虎になる」(1962年 春原政久監督 1時間14分)

 捨て身でいこうぜ、男の意地だ!
 つらい浮世の保険屋稼業!
 笑いとペーソスで綴る人生のうらおもて!!

 TV録画していた映画「猫が変じて虎になる」を見る。

「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」で笑えなかったので次の日口直しで見たのだが、なんのことはなくこれもやはり笑えなかった。

猫が変じて虎になる

(C)1962 日活

 小沢昭一が主演でこれに長門裕之がからみ、由利徹、南利明が脇役で出ているので面白そうだなと思ったのだが、古過ぎた。

 この映画は、落語の「らくだ」をベースにしている。屑屋の久六は、生命保険会社のセールスマン(小沢昭一)に変わっている。

 河豚にあたって死んだらくだ(由利徹)、その友人の熊五郎は殺し屋(長門裕之)に変わっている。

 南寿美子が女医役、久里千春が旅館の仲居。

 日活映画だが、森繁久彌の社長シリーズ(東宝)やクレージーキャッツの無責任シリーズ(東宝)などは笑えるのになあ。

 やはり役者の格ということなのかなあ。

◆日本映画専門チャンネルの解説から引用

 老人だらけの不老長寿の街を舞台に繰り広げられるブラック・コメディ。落語『らくだ』を下敷きに小沢昭一と長門裕之が軽妙な演技合戦でシニカルな展開を牽引しつつ、名コメディアンの由利徹が爆笑をさらう快作。

 酒の失敗で会社に損失を与え続ける保険外交員の久六(小沢)は、禁酒を条件に出張に向かう列車内で風変わりな半次(長門)と遭遇。不老長寿の地酒効果で老人に溢れる街に降り、勧誘も不発に終わる久六だが、偶然が重なり殺し屋に間違われる。

 

/// end of the “cinemaアラカルト260「笑えないコメディ映画ほど辛いものはない!”///

 

(追伸)

岸波

 いやぁ「Mr.ビーン」って昔、イギリスで大評判だという事で一本だけ映画を観に行ったことがあるが、全く面白くなかった。

 とっくにネタが割れている漫才を見ているような感じで、どこにも意外性が無い。

 以後、ローワン・アトキンソンとは完全に縁を切った。

 もう一本の方は・・知らないなぁ。

 まあ、僕が観るジャンルじゃないようだし・・この頃だと小学3~4年生頃?走りの頃の「007」とか「0011」、東宝の怪獣映画やクレージー・キャッツを見てたかな。(「若大将」はもう少し先?)

 クレージーは面白くて全部見たけど、由利徹とか関西系の芸は何が面白いのか分からなかったしな。

 待てよ・・そもそも「喜劇」で観た映画なんか、この数十年まったく思い付かない。やっぱり僕はアクション、SF、サスペンスなんだろうな。

 

 では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !

ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲

Universal Pictures / Focus Features / Photofest / ゲッティ イメージズ

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To be continued⇒  “cinemaアラカルト261” coming soon!

 

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