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Written by まっさん命の小柴
Site Arranged by 葉羽
BGM:「古都」by MusicMaterial

※Uta-Net「親父の一番長い日」の歌詞へ>

 

まっさん まっさん

 『新日本フィルハーモニー交響楽団が毎年夏軽井沢プリンスホテル晴山本館で催している「軽井沢音楽祭」があります。

 昨年(昭和53年)僕は初めて、ゲストとして呼ばれました。

 その出演にあたって、指揮者の山本直純先生と、何か今迄になかったものを作ろうと、三ヶ月間も、こっそりと打合せを重ねて作り上げたのが、この曲です。

新日本フィル交響楽団

(続き)

 初演の時に指揮をしておられた岩城宏之先生が、指揮棒を振り乍ら僕と一緒に涙を流してくだすったあの感激は、一生忘れられない事でしょう。

 岩城先生評する処の「山本直純一世一代の名編曲」は、原作のつたなさをカバーするどころか、もっともっとはるかに素晴らしい演出そのものです。

 素晴らしい編曲と、素晴らしい演奏に支えられて、今夏(昭和54年)、軽井沢で再演した際、レコード化する事を決心しました。

 一年間の長い間、この曲のレコード化を支持してくださった方々に、それから、新日フィルの素晴らしい人々に、そして巨匠山本直純先生に感謝してやみません。

 ありがとう、ありがとう。

 それと、このレコードの発売日に生まれた、さだまさしさんの父上に、この曲を捧げます。』

 (さだまさしライナーノートより)

まっさん命の小柴まっさん命の小柴

 その21「恋愛症候群」で沖縄旅行の話を書きましたが、今回はこの旅行のメインである結婚式の話です。

 私の元上司(○○省より福島県へ出向、8歳年下)のI氏は、一昨年本省に復帰後、昨年4月から三重県Y市に出向しています。

 今年1月に福島に遊び(飲み)に来たときの場面です。

I氏I氏「結婚することになりました。」

まっさん命の小柴「おめでとうございます。いやー、よかった。よかった。」

I氏「ついては福島県代表として結婚式に出席してもらいたい。」

まっさん命の小柴(東京都内でやるものと思い)「いいですよ!」(と快諾)

I氏「場所は、ハワイも考えたが沖縄でやる予定。」

まっさん命の小柴「えっ、沖縄ですか?ハワイはパスポートがないから当然無理ですが、沖縄となると家族の了解も・・・」

I氏「家族の了解をとって、ぜひ出席してもらいたい。」

まっさん命の小柴「なんとか頑張ってみます。」

沖縄旅行!

 福島県に在職中、上司としてさらには飲み友達としてお付き合いさせていただいた関係上、断るわけにはいきません。

 とは言うものの、私一人で行くとなると家族の了解が得られるかどうか・・・そこで、夏休みに家族旅行で沖縄に行くことを提案し、了解を取り付けました。

まっさん命の小柴(福島では、聞き慣れない言葉です。)まっさん命の小柴(結婚式の日程が、今年から大学生となった娘の学期末試験の期間に重なったため、結果的には私一人で行くことになりました。)

 結婚式は、沖縄の真夏の太陽が燦々と降りそそぐ中、超高級リゾートホテル「ホテル日航アリビア」内の教会で行われました。

ホテル日航アリビア

(in 沖縄)

♪♪おばあちゃんは夕餉の片付けを終えた時
  妹の選んだ男に間違いはないと
  信じていたのもやはり親父だった
  花嫁の父は静かに娘の手をとり
  祭壇の前にゆるやかに立った
  ウェディング・ベルが避暑地の教会に
  鳴り渡る時僕は親父を見ていた
  まぎれもない父親の涙の行方を
  僕は一生忘れないだろう
  思い出かかえてお袋が続く
  涙でかすんだ目の中に僕は
  今までで一番きれいな妹と
  一番立派な親父の姿を
  刻み込もうとしていた
  兄貴として
  息子として♪♪

※「親父の一番長い日」by さだまさし

アリビア/クリスティア教会

(in ホテル日航アリビア)

 『親父の一番長い日』の歌詞どおりの「避暑地の教会」ではなく「酷暑地の教会」でしたが、教会での結婚式に出席するのは初めてだったので、どのように進行するのか興味津々でした。

 結婚式は、
①新郎・新婦(新婦はとても綺麗な方です。)の入場
②参列者全員での賛美歌(式が始まる前に歌詞カードは配付済。)の合唱
③神父さん(もちろん外国人)の「あなたは・・・誓いますか?」の誓いの言葉
④結婚指輪の交換
⑤儀式である接吻
⑥署名
~と進んで、
⑦最後に教会の外に設置してある鐘を新郎・新婦が二人で鳴らし
⑧炎天下の中、出席者全員で(スカイ&マリン・ブルーの景色を背景に)記念撮影
~というものでした。

まっさん命の小柴(さすがに沖縄の夏は暑かった。)

海へ伸びるバージンロード

(in ホテル日航アリビア)

 場所をホテル内に移して行われた披露宴では、厳選された招待者約20名全員に対して事前にスピーチの依頼があり、新郎側の招待者からは、「お嫁さん候補を何人も紹介したのにまとまらなかった。」とか「こんなにきれいなお嫁さんをもらえるなら、もう少し結婚するのを待っていればよかった。」というような話が相次ぎました。

 私は、既婚者であるにもかかわらず新郎と1週間に3日も飲みに行ったエピソードを披露するとともに、福島の仲間から預かってきたお祝いの「旅行券」を使って、ぜひ、美人の奥様と一緒に福島に来てほしいとお願いをしてきました。

 早速、8月に新婚ほやほやのI氏御夫妻が福島に来てくれました。

 奥様には3次会のカラオケまで参加してもらい、楽しく過ごしてもらったようです。

 これからも末永くお幸せに!!

 

(追伸)

 『親父の一番長い日』は、葉羽葉羽さんと二人でよく歌いました。

 フルコーラスが約15分と長い曲なので、二人で交互に歌い、「わかった娘はくれてやる そのかわり一度で いい うばって行く君を 君を殴らせろ と言った」の部分は、葉羽さんに歌ってもらうのがお約束となっています。

 娘を持つ父親の気持ちはこのとおりだと思います。

 近い将来こういう場面が来るのかと思うと…来ないのもまたそれはそれで困ったものですが…。

まっさん命の小柴まっさん命の小柴&さだ研【2012.10.11アップ】

 

 

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