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その223

昭和行、回想列車、回送中

 前号は「ギャグなし、オチなし、別れのはなし」という題名にしたが、「○○なし」で韻をふんでいる。

 どこかでウケをねらう悲しいサガが治らない。

 マジな話しが「台なし」だ。

 前号の写真は神田駅だったが、「♩あなたはもう忘れたかしら」は「神田川」だ。

「♩赤い手ぬぐい、マフラーにして」だが、風呂上がりに濡れた「手ぬぐい」は外気で冷たくなるので、マフラーにするのはつらい。

 何となく聞いている歌詞もよく吟味すると「それって、ちょっと変じゃね」ということがあるが、いちいちケチをつけるのも大人げないか。

 今の世の中は、イチイチ「目くじら」を立ててアレコレ文句をいう時代だが、「聞き流す」ということも大事だ。

 高齢になり耳が遠くなれば、ほぼ「聞き流し」だが、「目クジラ」よりは「聞きナガスクジラ」のようなデカい気持ちが必要だな。

 クジラだが最近は安い鯨肉も時々スーパーで見かける。あまり安いと闇ルートの流通ではないかと思うこともあるが、闇ルートだけに「横ナガスクジラ」なんちゃて。

 捕鯨船がマッコウクジラを獲る時は、常に真っ向勝負に違いない。

 前号で東京ミ二クラス会のことを話題にしたが、今回は日帰りだった。最終の新幹線は東京発24:44分で、それを逃すとヤバイ。

 土曜日の下り最終は込みそうな気がしたので、できれば、その前に乗れるようにしたい。

 事前に神田駅で東京発の新幹線切符を購入しておいたせいもあり、想定外に早く東京駅についた。

 酒を飲んだので体が酒臭い。

 より空いている那須塩原行の新幹線が停車していたので、那須塩原で仙台行に乗り換えるつもりで乗車したが間もなく寝てしまった。

 気がつけば車両は停車していて誰も乗っていない。

 ぼーっとしていたら「那須塩原とまりの列車、回送列車になります」と放送があった。

 あわてて、荷物を持ちホームに飛び出した。もう少しで回送されるところだった。車両基地に回送されたら大変だ。

 ホームで回送されて移動する列車を眺めながら、車掌は車両内の乗客の最終確認をしたのかとJR東日本に不信感を持ったが、酔って寝込んでしまった私が悪い。

 以上、新幹線で寝込んで車両基地に「回送」されそうになった経験の「回想」です。

 私の「回想列車」は、話が脱線しながら「令和、平成、昭和」と時代を逆走し、いつも昭和基地に回送される。

 昔の駅構内放送は「○番線、列車が入ります。白線の内側でお待ち下さい」だったが、いつからか「黄色い線の内側でお待ち下さい」に変わってしまった。

 これが「赤線(青線)の内側でお待ちください」になると放送事故になるのか。

 赤線、青線も昭和の死語になって久しい。

「業務放送、業務放送、223号終了しました」

 (2023.7.15)アンブレラあつし

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