|<<INDEX | <PREV  NEXT>|
 
 

その111

難点・イチイチ・愚ッチーおじさん

 「ゆく春や、鳥啼き魚の目は涙」は芭蕉の俳句だが、鳥や魚も花粉症になるのか。

 「花鳥風月」は日本の伝統美の題材だが3月・4月は花粉が風に舞い「花粉風月」にもなる。

 などとトリトメのない書き出しで、トリトメもなく終わる私のブログだが、時々、書くネタが「風に吹かれて」風前の灯火になる。

 ヤバイと思いながらも何とか投稿できてしまうのが自分でも不思議大発見だが、やはり天性の文才があるのか。

 などとウヌボレてはいけない。

 ワイン通が自慢げにワインのウンチクをのたまう事をウヌボジョレヌーボーとは言いませんから。

 言動には謙虚さが大事だが、謙虚さに欠けても検挙される事はない日本は平和国家です。

 北朝鮮はドクサイ国家で、韓国はメンドクサイ国家だが、私が上野公園で出会う韓国の方々はフレンドリーだ。

 干支や星座を描いてあげると大変喜び、一緒に写真に入ってくれとよく言われる。

 自撮りで撮るために、ほぼ顔がふれ合うくらいに近づいてくるので、純情オジサンは戸惑う。

 スマホの画面に写る私の顔は、口元は「チーズ」と微笑んでいるが目が微妙にアセッテいる。

 中国、朝鮮、日本の文化の底流に流れる価値観はほぼ同じで、同じゆえに軋轢が生じるのか。

 つまりその全くの他人だったら、割り切れる事が、親族同士だと何かとゴタゴタし、過去のある事を恨んでいつまでも根に持つような事はアルアル大辞典だ。

 根に持つ事は人生のお荷物にもなる。

 話は変わるが、サンテンイチイチの恒例行事も終わり、「記憶を風化させない」とか「教訓を後世に伝える」とか、イチイチ教訓じみた美辞麗句がマスコミを賑わす。

 喉元過ぎレバにら炒めが世の常で、人はイヤな事は忘れながら生きるのが普通だ。

 「忘れない」などと人に強制するのは、やめて欲しいのだが、「忘れない」イベントを商売にする輩が大勢いるので今後も、上から目線で「よりそう」「ヒサイチシエン」は続く。

 福島の被災地には原発の放射能が降ったが、その後、多額の補償金も降ってきて、放射能から人は逃げるが、金には人は群がる。

 ビジネスチャンスなので、バラマキ補助金めあてのベンチャー、各種団体、NPOが蠢く。

 あやしいタレントやアーティストの方々も売名チャンスとおしかけるが、私も上野公園に通う怪しい自称芸術家なので人の事はいえないか。

 自分の事はタナにあげて、他人の事をとやかく言う「困っタナ」おじさんに私もなってしまっタナ。

 サンテン・イチイチは年に一度だが、常に人の難点をイチイチ文句言うナンテン・イチイチ愚ッチーおじさんになってしまうボクで、自戒だが次回も同じだな。

 (2019.3.22)アンブレラあつし

PAGE TOP


 

 Copyright(C) Atsushi&Habane. All Rights Reserved.
MP3「おまぬけサンタ」 by TAM Music Factory