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  白樺の林  by 真魚

 流麗な映像による文芸作品

 妻をなくした兄の元へ胸を病んだ弟が
 死への安息を求め
 白樺の林に戻ってくる

 弟は生への執着心、死への恐怖から
 土地の娘との肉欲に溺れ…

 木立に死神の姿が見え隠れするかの様な
 寒々とした青白い白樺の林が印象的

 

◆白樺の林(1970年/ポーランド映画)
 出演:監督:アンジェイ・ワイダ
 原作/脚本: マロスワフ・イヴァシュキェビッチ
 出演: ダニエル・オルブリフスキ (Boleslaw)/ オルギエルト・ウカシェヴィッチ (Stanislaw)/ エミリア・クラコフスカ(Malina)/ エリジビエタ・ゾレク (Ola)/ マレック・ペレペチコ (Michal)

 1930年代初め、独立を果たしたポーランドの首都ワルシャワは、ビウスツキの独裁政治のもとで、絶え間なく続く政治的不安と経済的危機という現実の中で、退廃的な空気に包まれていた。そんな時代下に都会から離れた林の中でひっそりと暮らしている若者がいた。森林監視人を勤めるボレック(ダニエル・オルブリフスキ)だ。彼は一年ほど前に、美しく優しかった妻を亡くし、娘オーラ(エリジビエタ・ゾレク)と、まるで妻の喪に服しているかのように、つましく日々を過ごしている。ボレックの家と同じ敷地内に農夫の一家が住んでいて、そこには年頃の娘マリーナ(エミリア・クラコフスカ)がいた。


Poem by Mao
BGM by Blue Piano Man "alone”
Photo:「白樺の林」
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