その31 屋根は直った!
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【屋根は直った!】

July.31 in 2010

 待望の屋根の修理屋が来ました。総勢4人の大編成、これに警備員も助っ人で入り、5名体制で屋根に上りました。

 どうやって上るのか興味がありましたが、裏口の階段にはしごが設置されていまして、ここから屋根に上がれるようになってます。

ボロボロのはしご

ボロボロのはしご

 しかしこのはしご、いつ壊れてもおかしくないボロで、さすがの現地人修理屋も、はしごの登り降りだけは、ものすごく慎重にやっていました。

 面白いのは、雨漏り個所の探し方。1人が私の部屋に戻り、細い棒を天井の穴から通して屋根を突き上げます。

 何回かドンドンとやった後に、屋根にいる修理屋が穴を発見したら、反対にドンドンとたたいてきます。

応答中

応答中

←下から棒を突き通して、ドンドンとやります。

 天井の穴は4か所あったのですが、1か所以外は、大きさも5mmから1cm程度で、棒は入りません。

 どうするのかと思ったら、強引に雨漏り個所から棒を突き通そうとしています。

 部屋の住人としては、天井を壊されたらたまったもんじゃありません。

 だいたい、頑丈そうな天井がそんな細い棒で突き通せるかと思ったら、本当にあっけなく、スルッと棒は突き通されて天井のドンドン作業が、その後3回続きました。

 この天井、見た目はゴージャス、奇麗な模様も入っているのですが、どうやら厚さは数ミリ、鉛筆でも簡単に穴があくのですよ。こいつは驚いた!

天井の穴

天井の穴

←ますます大きくなりました orz・・

 まあ顔の上に落ちてきて死ぬこともなさそうなのでいいか。

 せっかくなので、はしごを登らせてもらい、屋根の写真を撮らせてもらいました。

 屋根に登ってまたショック、下からは見えないが、これはボロいです。

屋根の上

屋根の上

←写真でみると奇麗だけど、実際はボロボロ。

 どこから雨漏りしてもおかしくない。今日の修理は、30分もかからずに終わってしまいましたが、どうせまたすぐにどこかから雨は漏ることでしょう。

 できればベッドの上は避けてほしいところですが。

 

【乱闘】

Aug.3 in 2010

 長編物語の前に、ちょっとした事件がありましたので紹介させてください。

 昨日と今日は、レンタカーを借りての通勤。さすがに、レンタカー会社の運転手、運転マナーもいいし、テクニックもあるので、安心して乗っていられます。

 おまけに、車は高級車、シートは皮張りで、室内も広く、サスペンションもちょうど心地よい感じで、リラックスして通勤していた帰りに事件は起きました。

 ガソリンを入れたいと運転手が言うので、近くのスタンドに寄ってもらったところ、ちょうど帰宅時間なので、スタンドは結構混み合っています。

 とりあえず従業員の指示により、車の列に並んだと思ったら、横から強烈な割り込みが。

 これはひどいなあと思ったら、紳士的だった運転手も激怒して、窓を開けて文句を言っています。

 乏しいヒアリング能力で聞いた限りでは、相手方の言い分では、向こうのほうが早く待っていたのに、従業員が指示を間違えて、こちらの車を先に呼んでしまったとのこと。

 だから、先に入れさせろということです。

 それなら仕方ないかと思いましたが、運転手はこの割り込み方が気に入らなかったようで、相変わらず窓を開けて文句を言っています。

 この手の口論は、こちらでは珍しいことではなく、車どうしがぶつかっても、多少文句を言いあって別れていくこともあるので、まったく心配していなかったのですが、口論はますますエスカレート。

 ついに双方、車から降りての口論となりました。

 いよいよつかみ合いの喧嘩になるかと思ったときに、従業員数名が止めに入り、よかったよかったと思った瞬間、相手方運転手の右ストレートが、こちらの運転手の顔をクリーンヒット。

クリーンヒット!

クリーンヒット!

←こちらの運転手がパンチを受けた直後です。

 ああやっちゃったと思った直後に、至近距離でのパンチの応酬となりました。

 この段階では、従業員の他に、お客も集まってきて二人をどうにか分けましたが、驚いたのが、二人の間に最初に分け入ったのが女性だったのです。

Marathonman(私は怯えて、車の中に隠れてました。)

 この勇気ある女性が二人に説教をして、ああこれで終わるかと思ったら、こちらの運転手は怒りが収まらないようで、女性をかすめるようにパンチを出したら、相手の運転手に見事にヒットして、吹っ飛んでいきました。

 これはまずいと思いましたが、もう手遅れ。

 仲介に入った従業員もお客たちも、こちらの運転手に総攻撃状態となり、もうボコボコです。これは困りました。

アタタタタ・・

アタタタタ・・

←仲介後にパンチを出したのはまずかった。
みんなにボコボコにされてます。

 とりあえず特派員としては写真を撮らなければいけないと思い、2枚ほど隠し撮りしましたが、幸いなことにリアシートのガラスは黒いシートで被われ、外からは見えにくくなっているので、椅子の影に隠れて騒ぎが収まるのをひたすら待ちました。

 もし外へ連れ出されたら、まったく英語がわからんというふりをしようと思っていましたが、結局、こちらの車はガソリンも入れられずにそのまま退散。

 運転手も相当パンチを浴びたようで、ほほをさすりながら一言も発しません。

 何とも後味の悪いできごとでしたが、まあこんなこともありましたということで。

 レンタカ―もものすごく高い料金を取られてもう最悪!

《配信:2019.11.8》 MarathonmanMarathonman

 

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