その4 ジャッキー・チェン!
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【ジャッキー・チェン】

Apr.6 in 2010

 通信状況をよくするために、通信モデムを買いに行きました。

 といってもふらふら出歩けないので、レンタカーを借りての買い物です。

Marathonman(いかに治安が悪いかおわかりいただけると思います。)

 たかがモデム、されどモデム、ヨドバシカメラでひょいと買えるのとは大違いで、まず売っている店がみつからない。

 住所はわかっていたので運転手に任せていたのですが、結局わからず、バイクタクシーの運転手数名に聞いてやっと入口までたどり着けました。

 これからが大変だったのです。まず入口で、氏名等の個人情報の他、なぜか私が所有しているパソコンのメーカー、機種名、シリアルナンバーまでノートに記入します。(炎天下で)

 次に通されたのが、銀行の隣にある小部屋。

 受付のお姉さんはなかなかかわいい人で、向こうも興味深げな目で見てます。

モデム

モデム

←最終的に入手したのがコレ!

 モデムがほしいといったら、パスポートの写しを取られた他、ユーティリティ・ビルを示せと言われました。

 要は水道料金などの公共料金の支払い書類を示せということなのですが、ホテル住まいの身、そんなものはあるわけない。

 事情を説明したら、次に求められたのが、パスポートと同サイズの写真。

 これはひょっとすると必要かもしれないと思い、持ってくるつもりだったのですが、オフィスに忘れてしまいました。

 わざわざレンタカー借りて買い物に来たのだから、これであきらめる訳にはいきません。

 実際にオフィスからはかなり距離があるので、戻れないと泣き落としに入ったら、とりあえず保留となりました。

 必要書類に記入して、男性職員に渡したら、なかなか戻ってきません。

 待つこと20分、やっと戻ってきたと思ったら、パスポートのコピーを示して、お前はジャッキー・チェンに似ていると言います。

ジャッキー・チェン!?

ジャッキー・チェン!?

←似てないってば!

 そんなこと言いにわざわざ戻ってきたのかとがっかりしましたが、そんなこと言われたこともないし、実際にまったく似てないので、「似てません」と答えたら、不満そうに戻って行きました。

 さらに待つこと数分、今度は二人で戻ってきました。

 何かと思ったら、こいつの意見を聞けと言います。

 その男性職員も写真を見て、オー、ジャッキー・チェンだなどとばかなことを言ってます。

 最初の職員はこれでコンファーメーションを得たと得意そうな顔をしてますが、私がまだ納得していないのを見て、とどめは受付のお姉さんに、ほらジャッキー・チェンだろうとコピーを見せたら、お姉さんも、うん、うんとうなずいてます。

 こっちは3時に不動産屋とアポがあるので、もうすぐにでも帰らなければいけないので、はいはいわかりましたと言ったら、満足げに二人は戻って行きました。

 さらに待つこと20分、最初の男性職員が手にモデムをもってにこにこしながら戻ってきました。

 写真は勘弁してやるとのことで、ようやくモデムをゲットできたのです。

 別れ際にはシーユー・ジャッキーと言われました。疲れた・・・

 

【危機一髪】

Apr.7 in 2010

 今日は首都アブジャへ出張。

 ホテルをいったんチェックアウトして、レンタカーで保健省のオフィスへ向かい、一仕事してから昼前に空港へ出発しました。

 2時間あるので余裕かと思っていたら、ラゴス名物の大渋滞。

 運転手も必死になって、すいている道を探しますが、どの道も車でぎっしり。

 13:45のフライトなので、遅くとも13:00までにチェックインしたいところですが、車はなかなか前へ進めません。

首都のアブジャ・シティ・ゲート

首都のアブジャ・シティ・ゲート

 My Bossもこれはまずいかなあと心配になり、運転手には一応フライトの時間を告げたところ、右へ左へ、わずかな隙間があれば入り込んで、必死に運転してくれてます。

 結局空港に着いたのが13:15、国内線なので大目に見てくれると思い、ダッシュで走ったら残念ながらすでにカウンターはクローズされてました。

 落胆のうちに、次のフライトのチケットを買うために私は列に並び、Bossは交渉に向かったところ、遠くから呼び声が。

 どうやら交渉成立したらしく、乗せてもらえるらしいので、再度ダッシュ、搭乗券を入手して、汗だくで搭乗口まで行きました。

 ということで、当初予定どおりのフライトに乗れました。めでたし、めでたし。

 教訓としては、ラゴスの場合、空港までの移動時間がたとえ1時間であっても、3時間前、国際線の場合は5時間以上前に出発する必要あり。やっぱりすごいところです。

 

【小包】

Apr.7 in 2010

 日本からの補給路確保のため、出国前日に小包をナイジェリア・アブジャにある、とあるオフィスあてに試験的に送ってみました。

 とにかく前日は大慌てで、ゆっくり小包を梱包する時間もなかったので、手当たり次第に5kgまで段ボール箱に書籍を詰め込んで、夜中に郵便局に持込み、EMSで送ったところ、送料は16,000円も取られました。

 まあ無事につくか半信半疑だったのですが、本日そのオフィスにおじゃましたところ、何と無事に届いているじゃありませんか。

 道中、相当手荒な扱いを受けたようで、段ボールはかなりくたびれてましたが、どうにか原型はとどめています。

 現地にて3千ナイラ(約1,800円)を追徴されて、めでたく受領となりました。

無事届いた小包

無事届いた小包

 しかしながら箱を開けてがっかり。

 いくら慌てていたとはいえ、よりによってつまらない本ばかり。

 極めつけは、正月に衝動買いした山川「世界史」「日本史」の教科書まで入っているじゃありませんか。

 わざわざ高い金払って、ナイジェリアまで高校の教科書送ったとは、我ながらやっちまいましたねえ。

 開き直って、休日には歴史の勉強したいと思います。

《配信:2019.5.16》 MarathonmanMarathonman

 

 

 

 

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